面倒になる前に、運転免許証の更新はお早めに・・・

上海に来て、3年半ちょっと過ぎた。
最初に話を聞いた時は、なんだかそんなことになるような気がしていたので
上海行き自体は、さほど驚かなかったのだが・・・

いざ、海外へ暮らしや収入源を移動させるというのは、
結構面倒くさい。

ワタクシの場合は日本企業の駐在という立場ではない上に、
上海の受け入れ側も外国人が中国に移住してくる場合の手続きなど
やったことがないという状況だったもんだから、
到着後に「アノ書類がやっぱり必要だった」とか言われたりして
えらく難儀だったもんだ。懐かしい。

そんな状況だったので、日本国内で住民票を抜くことに伴うアレやコレやについては
自力で調べて、色々手続きしたのだが、そうした中に当然・・・

運転免許証ってどうなるの？

というキーワードも浮上していたのは確かだ。

本来は、「海外に●年の予定で移住しますので運転免許証はどうしとけばいいのでしょ？」と
警察かどこかに事前に相談に行くべき事案なんじゃなかろうか？

だが、アノときのワタクシは非常に忙しかった。
賃貸住宅住まいだったので、家具家電をどうにかしなければならない。
不幸なことに上海行きの2年前くらいに新調したばかりの家具家電が多く、
手放したくないし、いずれ日本に戻ったときに買い直すお金も非常に惜しい。
頼るものは実家・・・その説得。

その他、年金・保険・税金関係の諸々、就労ビザ取得のための書類の確保やら・・・

何？上海への引っ越し荷物って、中身と値段を全部書き出すのーーーっ？？
……ということで、荷造りも面倒くさい。

とかなんとかやっているうちに、運転免許証のことをすっかり放置したまま
上海にやってきてしまった。

そして時は流れ、昨年の誕生日の一ヶ月後・・・
ワタクシの運転免許証の期限が切れてしまったのである。

海外在住の経験がある人にちょこっと聞いてみたら、
「自分も期限が切れてしまったのだが、帰国後に事情を話したら再発行してもらえた。」
とかおっしゃるので、大丈夫なもんかな？とそのまま放置していたバカです、ハイ。

この度、たまたま上海で出会った方が、
「運転免許証の更新を期限内にしないと面倒なんデスよ。」という話をされたので、
自分のおかれている状況のギリギリ具合に気づいたのだ。

・・・どうやら、免許証の期限が切れた時からの経過時間によって
どんどん更新手続きが面倒臭くなるらしい。

要は、「海外在住」というのはやむを得ない事情として考慮されてはいるので、
失効後半年以内であれば、ほぼ通常通りスムーズに更新ができるらしい。

が、失効後半年を超えると若干事情が変わって来るらしいのだ。
失効後3年以上経過してしまうと、学科試験を受けなければならない。
3年以内であれば試験はないらしいが、その間に一時帰国をしていた場合は、
おそらくその間に更新できたでしょ？とみなされ、
”海外在住のためやむを得ない状況で更新できなかった”と判断されずに、
ヘタをすると試験とかにまわされるケースもあるらしい。

ああ、ワタクシ。。。免許証失効後、3回も一時帰国してマスわ。

うう、あの試験、今のワタクシに合格出来る自信がないw

色々と不安を抱えながらも、
幸いなことに10月の始めに日本にちょこっと帰国する予定があったワタクシは、
コノ機会に運転免許証の更新をしてしまうことにした。

なんせ日程に余裕がないので、不備がないように
上海から免許センターに国際電話までして書類等の確認をする。

ワタクシの場合は、失効からギリギリ1年以内ということで、
用意すべきものは、

・パスポート
・写真（運転免許証に載るものとは別）
・住民票を抜いている為、日本国内での滞在証明書（実家・親戚・勤務先・ホテルなど）

で、コノ3番目のものがワタクシの場合はチト微妙。
今回の一時帰国での滞在は東京で、東京都で運転免許証も更新したい。
滞在証明書は実家や親戚ならば、その住所に住んでいる誰かの
運転免許証のコピーと捺印が必要らしく（ワタクシの実家は東京ではない・・・）
勤務先やホテルならば、社判やらの証明を貰わなければならない。

平日しか免許センターが開いていないこともあって、ワタクシには時間がなく、
東京に到着後は、この書類の確保に奔走することになった。
（ちなみに、コノ滞在証明書に記載された住所が運転免許証上の住所になる！）

そして、東京入り、翌日。

東陽町の運転免許試験場にやってきた。
受付前に、事情を話すと●●の窓口に行って下さい、とか親切に教えてくださる。

それに従って窓口に行くと、失効後6ヶ月以降からコノ日までの出入国日を
全て表に書き出すように言われマス。

コレが非常に面倒くさい。（←いや、自分が悪いんだケドさw）

ワタクシ、たまたま何度か日本に一時帰国していたもので、
パスポートのあのスタンプをせっせと探さなきゃいけなくて,,,,,
途中で目が滑って心が折れかかる。

勿論、書き出した表とパスポートをセットで提出して確認されるのだ。
そして、アチラが長期の一時帰国があったと判断すれば、
”海外在住というやむを得ない事情”とはならずに
学科試験を課されてしまうかもしれない。

ちょっとドキドキする展開だったが、ワタクシの一時帰国は毎度短期だと
判断されたようで、講習のみで済むことになった。

とりあえず、例の絶対犯罪者風にしか写してくれない写真を撮影し、
講習の場へ・・・

2時間講習でゴザイマス・・・

コレが失効後一年近く放置した者に課せられる使命。
アノ、交通事故で不幸になってしまった家庭の再現ビデオを
鬱になるほど見せられるわけだ。

その間、ワタクシは

こういうのをしっかり読んでいた。
なんせ、上海では当然運転していないし、
たまの一時帰国でも運転する機会が少ないわけで、
最近の道路交通法の改正とかは知っておきたいし、
改めて標識の確認などもしておきたかったのだ。

こうして、朝から行った運転免許試験場・・・

お昼過ぎには解放された。

なんとか首がつながった運転免許証は、失効後6ヶ月以内に更新手続きをしなかったせいで、
違反などしていないのにゴールドが取り消され、緑に逆戻りした。
緑になったということは、更新期間が5年ではなく3年になってしまったということである。

今後のために色々話を聞いてみたら、更新はいつでも出来るのだそうだ。
免許証の期限が近づいて来たら、1年前だろうがなんだろうが
一時帰国のタイミングに合わせて更新してしまった方がいいですよ、
とのことだった。

完全に切れてしまってまた試験をしなければならなくなるのは大変でしょうから・・・

と優しく言われ、確かにそうだよね〜と思った次第。

次回更新となる3年後、ワタクシは日本で暮らしているだろうか？
日本にいるなら気にすることもないのだが。

東陽町の運転免許試験場を出てしばらく、
今後のことなど色々考えながら歩いていたら、

フクロウがいるカフェがあった。

神々しくて、コレからのオマエの人生も神のまにまに。と言われた気がした……。
そうだな、3年後のことなんて今心配しても仕方ない！

でも、とりあえず。
面倒になる前に運転免許証は更新しておこう！

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