融通がきく国


さて、少し前にこのブログで、うちのマンションのプールに入る為には、なんだか身分証が
必要らしい、という話題に触れたと思う。

正確には、「业主身份识别卡」という。読めない。
(いや、当時でも後半は分かったのよ、身分識別カードってことよね。)

・・・ので、どうしてくれよう・・・^^; と悩んでいた約1ヶ月前。

マンションのスタッフに聞こうと思うけど、出来れば優しそうな、日頃から
満面の笑みでご挨拶をしてくださる、あの子かあの方がいいわ、と機会を伺うこと数日。
やっと、私が勝手に親しみを覚えているスタッフに出くわした!v(≧∇≦)v

・・・あの!我、このカード欲しい!

と聞くと、満面の笑みで「あ〜はいはい♪」と愛想よく申請書を出してくれた。
おお〜!いとも簡単そうじゃないですか!

「この欄を全部埋めて、物业公司へ持って行って下さい。」公司=会社)

実はこの時、「物业」については聞き取れていなかったワタクシ。
どこにあるのさ????その○△×会社?
ああ、敷地内だそうです。いつも管理費を納めに行く場所のようだ。

後ほど知った・・・「物业」とは”不動産”の意味。

意気揚々と申請書を書きます。名前、年齢、身長・・・?体重・・・?続柄????
とりあえず、続柄については空欄にして、これまた意気揚々と物业公司の事務所へ。
勿論、体重のサバを読むのも忘れてないっすよw



・・・・なんと言えばいいか分からないので、受付に無言で申請書を出す。
ちょっと威丈高を気取って。

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いや、なんとなくお店とかで見てるとお客も売る側も偉そーな気がして。
下手に出るとなめられんのかしらん?と思って、威丈高を真似てみた、そんな感じ。
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「お調べしますねー」って感じでPCをカチャカチャする受付のスタッフ。
ちょっとすると、「あなた日本人よね?○○○って誰ですか?」と聞かれた。

あー、日本人てバレてんのね・・・威丈高にしてみたのに。なんでバレたの?(一言も発してない)
で、○○○さん。私の住んでる部屋のオーナーさん。

ふふ、それは習った単語だから知ってるの。うふ。彼は大家だ、私は部屋借りてるの♪と
伝える。ここまでは順調〜!^^v


・・・・と思ったら、ちょっと困った顔の受付の女子。
「それでは電話で確認を取らなくちゃいけませんね」的なことをおっしゃる。

むむ、ではすぐには発行してくれないってことねぇ〜面倒ね〜・・・どうしよ。

オーナーの電話番号いくつだっけ?・・と思っていたら、後方から声が!

「ほにゃららほにゃらら〜ほにゃらららら〜〜!」(听不懂・・・!┐( ̄ー ̄)┌ )
振り向くと、いつも笑顔で挨拶をかわす顔見知りのスタッフのオネエ様。
どうやら、援護射撃だった模様。

恐らく、「その人は間違いなく住んでいる人で怪しい者ではないから大丈夫!」ってな
ことを言ってくれたんだと思われる。

なぜなら、そのまま大家さんに確認の電話をすることもなく手続きに入ってくれたから。

「続柄どうすんの?太太(奥さん)?」「いや、太太はおかしい、親戚にしとけ!」的な
事務のおじさんとやり取りがあって、何故か大家さんの親戚扱いになり、カードGETヽ(*⌒∇⌒*)ノ

いやはや、このアバウトさ・・・日本ではあり得ない。
助かります。楽チン♪

調べてみたら、「业主」とはオーナーの意味。
カードには、”オーナー本人もしくはその家族のみ有効”と書いてある。(笑)
本来、賃貸の人間は対象外なのか?よく分からず。


でも、このおかげで無事プールを利用できることになったのでゴザイマス。
いやはや、愛想は振りまいておくもんだ。笑顔はタダだけど、こんな思いがけない良いことで帰って来た!

あの優しいスタッフのオネエ様には、これからも笑顔でご挨拶しよう〜。


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