かつての王者の風格を味わう

10月5日

前回から続きマス

【上海情報はコチラ】

コノ日目覚めてみて分かったのだが、やはり風邪が若干悪化していたようだ。

っていうか、前夜もホテルに戻ってからビールを飲みながらお風呂に入ったりしてたから
ただの二日酔いなのかもしれないが、、、

とにかくだるくて、12時までホテルで寝て過ごした。

せっかくの旅行なのに残念だケド、重慶の主な観光スポットはもう見たから
あとはひたすら食を楽しむのみだし、まぁのんびりするのもいいよねっ♪

ワタクシはあまりスケジュールに縛られない旅が好きだし。

そして、やっと起きて向かったのはコチラ。

十八梯

前日もやって来た较场口站が近いのだが、、、

到着してみて驚いたのは

一気に人がいなくなった(☝ ՞ਊ ՞)☝ってこと。

コノ前日まではコノ辺りはものすごい数の人で溢れていたんだケド
国慶節の連休もほぼ終わりということで観光客が帰ったらしい。

さて、十八梯・・・

その名の通り、階段が延々と続く場所だ。
なんせ重慶は何度も書いているように崖の街。
高低差が激しいので、坂や階段だらけなのだ。

階段の途中でも商売している。
皆さん、上手に崖と共存しているわけね。

一体どこまで降りて行けばいいんだろう?って思うくらいに坂が続く。
本当にすごい街だなぁ・・・

较场口站の近くには、上海の打浦桥にもある日月光中心が
どーんと建っていて大都会なのに、そこから徒歩で10分もしない所には
こんなドローカルな床屋さんが営業してる。
コレぞ中国!って感じの光景だわ。



・・・( ゚д゚)ハッ!




そうだ、別に階段を眺めに来たわけじゃないんだった。



階段を降り切ってからしばし歩くと、お目当てにたどり着いた。

奥に人が多くいるのが見えたので、ココだと分かったケド、
一見目立たない場所にあったのは、

十八梯眼镜面(解放西路171号)

うぉー!混んでる混んでるぅ〜=͟͟͞͞(๑•̀д•́๑)

店の前にある露天スペースも存分に使って、
更には隣の建物(しかも建築中?改装中?)の1階部分も席を作って客を入れてる。

もう全てが仮設?みたいなテキトーさw




それでも多くの客で賑わっているのは、ココが



かつて重庆小面50強の1位になったことがある有名店だからだっ✨



重慶火鍋50強の1位の店とココ眼镜面は
愉快な仲間ちゃんが事前にチェックしていて、どうしても行きたい!と
決めていたお店なのだ。

露天にテーブルを置いて、注文を取るお店の方がいる。

コノ写真、注目すべきは背景!
改装中の駐車場みたいなところに席が用意されていて、ソコで食べるのw
とてもとても飲食店とは思えない、すさまじい雰囲気だw

なんだか配給にでも来た気分・・・

メニュー、3つだけっ(⑅∫°ਊ°)∫なんともシンプルだ。





そして、高くね?




素面(野菜だけ)の重庆小面で10元って、、、重慶だと他店の倍の値段だ。
(ちなみに上海では10元〜15元くらいだケドね……。)

注文を済ませると、番号札を渡される。

店内の調理スペースは見ない方がいいな。

赤いスープがこぼれまくっていて、惨劇現場になってるw

10分くらいは待ったと思う。

さすがかつて重庆小面50強の1位になったことがあるだけあって人気は健在だ。


牛肉面(2两26元=約466円)

コッチが愉快な仲間ちゃんの微辣

そしてコッチがワタクシの中辣

なんだか盛りつけもテキトーだし、小汚い・・・w


が、そんなことより!


スープの色、、、やっぱり違ーう
トッピングの茹でキャベツの色も違うケドなw


トラコミュ
激辛大好きあつまれ!激辛なんでもOK!


さぁ、かつての重庆小面の王者の味とやらを堪能しようではないか!

まずはお箸の先をちょいとスープにつけて軽く味見から・・・







って、、、






やっぱり余裕な辛さじゃんっ٩(๑`^´๑)۶༄༅

が。。。

牛脂がふんだんに使われているらしく、まったり〜としてる。
重慶に上陸してから食べたものの中で一番脂っこいと言ってイイ!

麺は太麺。


コレ、、、重庆小面の店では超珍しい!


上海で食べる重庆小面でも大体が細麺だし、
重慶でこれまで食べた3杯も全て細麺だったし。

そもそもが、中国ではこんなに太い麺をスープ麺に使うのは珍しいんじゃない?
炒麺だったら太麺だケド、、、あとは热干面くらいかな?
热干面だってスープ麺ではないしね?

で、コノ太めの麺がもっちもちでウマーいლ(´ڡ`ლ)

こってりと脂っこいスープがよく絡んで、なるほど相性ばっちりだ!

スープは牛脂のおかげで、重慶に来てから食べた重庆小面の中では
ダントツにコクがあって旨味が感じられるの✨
コノこってりさには、やはり太麺以外考えられないかも!
やっぱり脂ってウマさの秘訣だわ〜とデブは思う(*'(OO)'*)ブヒ

丼の底に隠れていた牛肉は、大ぶりなものが4つも入ってた(*'(OO)'*)ブヒブヒブヒ✨

コレがまた、柔らかく煮込まれていてしっかり味が染みてて美味しいの
随分強気なお値段だわ〜と思ったケド、コノ牛肉の量から考えると妥当かな?

トッピングの茹でキャベツも箸休めとしてものすごく良い役割を果たしてる。

愉快な仲間ちゃんの微辣味の方も少し味見させてもらったら
辛さがマイルドな分、ベースのスープの旨味がより強く感じられて、
総合的な美味しさという点では微辣をチョイスした方がいいのかもしれないと思った。

中辣でも辛さはビビるほどではなかったケド、やっぱり重慶は麻(シビレ)なんだなぁ……。
食べ進むにつれて、じわじわと痺れて来る!

そんなこともあろうかと、、、注文しておいたのがコレ♪

豆乳・・・なんと一杯1元(=約18円)!!

プラコップと大きなやかんを抱えたおばちゃんがテーブルに来て
注いでくれる。(それにしても、、、ホント金払って飲食する場所とは思えないスゴい背景でしょ?)

コノ豆乳の優しい甘さが口の中のシビレを癒してくれるの(*´ω`*)

冷たくて、なんだかすごーく美味しく感じる豆乳。
多分、シビレを癒してくれるせいで
実力以上に美味しく感じられるようになってるんだと思うw

なんだか重慶って麻(シビレ)大好きなのに、
ちゃーんとそのシビレを解消するものがワンセットになってるのよね。
渝味晓宇火锅ではマンゴージュース、
老五一火锅では白キクラゲのデザート、そしてココでは豆乳。

ホントは重慶人、意外と麻辣苦手なんじゃw?

______ってことはさておき。

確かにコノお店は、重慶でこれまで食べた3軒の重庆小面の中では
一番個性的で群を抜いて美味しかった



・・・が、重慶に来た甲斐があった〜っ って思えるほどの一杯では、、、




なかった…...(´・ω・`)



かつて一位になったことがある重庆小面50強ランキングでも
2015年版ではベスト10にも入ってないみたいだし。

他店に比べると脂っこい=旨味があるんだケドも、
結局やっぱりソノ脂っこさがクドいっていう・・・なんとももどかしいタイプだ。

しかも、帰り際に見ちゃったのよね……。






化学薬品でも入ってそうな容器に入れられて露天に放置されていたスープをw




うわわわーっ༼;´༎ຶ ۝ ༎ຶ༽




こんなの見なきゃ良かったぉ……。

帰り道は例の階段を上る。

十八梯の「十八」ってそういえば何なのか?
どう考えても18段以上あるからな〜と思って、帰り道は数えてみた。

そうしたら、、、階段が18ブロックあるのね。
1つのブロックは2,3段だったり10数段だったりして、ソレが18個続く。

・・・なるほど!!THE・重慶!!

ワンコちゃん達も階段と上手に付き合ってるみたいね

・・・ってことでもういっちょ食い倒れちゃおうかなぁ〜!

・・・つづく

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