攻略困難な重慶ダンジョンで出会う親切な人々


10月2日

前回から続きマス

朝9時からスタートした重慶一日観光バスツアーだが、時はすでに18時20分。
渣滓洞を出発した後は、本来は磁器口古镇に向かう予定であったのだが、、、

渣滓洞からすぐ近いはずの磁器口古镇までのバス移動時間が読めない!
更には、磁器口古镇内も観光客で混雑しているのでキャンセルさせて欲しいと
ガイドさんからアナウンスがあった。

もう人ごみに疲れ果てているので、さすがの中国人も抗議する人など誰もいない。
磁器口古镇って、ワタクシとしては一番楽しみにしていた場所だったのだケド
こうなったら仕方ない。キャンセル同意書にサインをせざるを得なかった。

こうして、渣滓洞を出発したバスは一気にツアー終点の洪崖洞に向かうこととなったのだ。

が、、、何もない時期であれば30分程度の距離が、
大渋滞のせいで乳として(え?)、いや遅々として進まず!
↑ タダの変換ミスです、ええ、ただの変換ミスです!!( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
やっと渝中半岛に戻ってくることが出来たのは20時半頃で、
通常30分の距離が2時間強かかったことになる・・・(;´༎ຶД༎ຶ`)

もうグッタリだ。
見事なまでにグッタリだというのに、、、



解散かと思ったら何故か土産物屋に連れて行かれた💢




悔しいかな(笑)、激辛大好きなワタクシの目に飛び込む魅力的なモノたち・・・

だが、コレから重いスーツケースを抱えてホテルまで移動しなければならないので
荷物を増やしたくないし、とにかくグッタリしていたので早々にバスに戻った。

ていうか、

磁器口古镇はパスするのに土産物屋はキッチリ行くんだなっw

そんないかにもな観光ツアーそのものにさらにグッタリしたところで、
解散となった。

解散となったのは、夜の洪崖洞前✨

あの、重慶独特の建築様式で作られた嘉陵江沿いのレストランバー街・・・

夜はライトアップされていて、とてもとても美しい。
重慶は坂道だらけの崖の街なので、そんな地形が活かされていたコノ場所は
立体的に目に迫って来るようでスバラシイ・・・

※コノ”坂道だらけ”にコノ後苦しめられることになるのだが!

近くにある客栈なんて、絶対素敵に決まっている✨
※コノ写真だと後ろの崖の上にあるビル群がまたスゴい眺め!!

振り返れば、水辺を挟んだ逆サイドの夜景がまた美しい・・・

嘉陵江にかかる新しい橋のライトアップもまた幻想的でつい長居したくなってしまう。

が・・・ホテルに向かわないといけない!

疲れているのでタクシーを使いたかったが、全く空車が見当たらず
観光ツアーのガイドさんに教えてもらった地下鉄の駅を目指して
歩くことにしたのだが。


コレからがまた、試練であった・・・☭(;´༎ຶД༎ຶ`)☭


9泊分の荷物が入った大きなスーツケースを引きずりながら、
観光客で賑わう洪崖洞から河沿いの道を歩くのはとっても大変だ。

なんせ夜景目当てのカップルやら観光客やらで歩道は普通に歩くだけでも
混み合っているんだから、スーツケースを人に当てないように気を遣うことに
疲れてしまう。

しかも、バスのガイドさんに教えてもらった近くの駅ー临江门站ーまでは
意外と遠いようだ。

やっと人ごみを抜け、ガイドさんに言われた場所を左折・・・
そのまままっすぐ行けば駅に着くはずなのだが、、、


その左折した目の前に広がっていたのはすさまじい坂道༼;´༎ຶ ۝ ༎ຶ༽……


見ただけで疲労感が増すようなそんな坂道を前に、我々は唖然とするしかなかった。

が、やはり相変わらずタクシーは見当たらない。
もう行くしかないのだ、コノ坂道を・・・

意を決して、心を無にしてスーツケースを引きながら坂道を上って行った。
そのまま緩やかなカーブ沿いに道が続いていて、気がつけばなんだか楽になっていた。

アラ♪軽いわ!ワタクシってまだまだ若いっ( •ॢ◡-ॢ)-♡いけるやーん♡

と思ったら、

何故か元いたはずの河沿いの大通りに戻っていた____


ガ━━(゚д゚;)━━ン!!


なんなんじゃ!コレは!!!


重慶ダンジョン、恐るべしべしべし!!!


ちゃんとスマホの地図アプリも見ながら歩いているのに、
アプリが示す所に行っても、実際には道がないんだぜ??

だから、目の前にある道を進むと、元の場所に戻ってしまうという恐ろしいダンジョン。

もう我々に残されたライフが消えかけたソノ時、ビル裏のゴミ箱周りの清掃をしていた
おばちゃんが話しかけてくれた。

「あなた達、さっきから何探してるの??」

うう、多少なりとも中国語が話せて良かったとしみじみ思った瞬間である。

「临江门地铁站に行きたいんです!」

と言うと、鼻で笑われw「こんな所歩いてたってないわよ!」だそうだ。

あのガイドめー💢あいつの説明がざっくり過ぎたんだわ、どうやら。

すぐ隣にビルの駐車場があったのだが、ソノおばちゃんがいうには、
そのビルの駐車場に入ってエレベーターを使って6階に行けという。

地下鉄に乗りたいのに、ビルの6階とか意味分かんない( ´ิ(ꈊ) ´ิ)w

・・・が、確かにその駐車場に結構若者が入って行くのを見ていたので
どうやらココに活路を見いだすことができそうだ!

ありがとう〜、重慶のおばちゃん

とりあえず、言われるがままにビルの駐車場に入り、エレベーターで6階に向かってみた。

が、、、

降りてみたら、ソコはやはり駐車場だった(´Д`;)!

活路もク●もない、普通の屋内駐車場・・・

車しかないそんな場所を前にますます茫然自失な我々。
口を開けば、愉快な仲間ちゃんとケンカになりそうな程に
お互いにイライラしていた。

とりあえず、おばちゃんが6階と言ったのは間違いで、
別のフロアに行けば活路が見いだせるかもしれないと、
エレベーターを待っていると、一組の中国人カップルがやって来た。

愉快な仲間ちゃんと目と目で会話する。
コレは、、、もしかしたらイケるかもしれない!!
と思って、話しかけてみた。

「ちょっと伺いますがー、临江门地铁站どこか知ってますか?」

と聞くと、なんと……


「僕たちもソコに行くんで、一緒に向かいましょう!」


だって


Oh!神よ・・・

大学生くらいに見えたカップルだが、彼も彼女もほんわかとしていて
とっても優しい。

もう10回くらい「谢谢!」と言って一緒にエレベーターに乗り込むと、
彼らは8階のボタンを押した。

ほらー、アノ掃除のおばちゃんは6階って言ったけど8階だったんだわ。

と思ったら、、、実はもうお一方、乗り合わせていたおじさんがいた。

ソノおじさんが「あなた方、ドコ行くの?」と尋ねる。

例のカップルの男性が临江门地铁站に行くんですケド〜と言うと、

「それなら8階じゃないよ、12階だー!」

だって!!!


何?コノ見事な連携プレー(⌯꒪͒ ૢ∀ ૢ꒪͒)


どうやら、カップルもまた観光客だったらしく・・・
彼らも誰かにこのエレベーターからの裏道(?)を聞いて来てみたってことだったようだ。

果たして、、、12階を降りると、

思わず、わーっ(*'∀'人)*+と声を上げてしまうような

そんな都会の光景が広がっていた。
つまりは、河沿いから見た崖の上に街が形成されていて、
エレベーターで崖を上った形なわけだ。

重慶の街ってものすごく複雑で面白いのだっ(´▽`) '`,、
↑ すさまじく疲れるケド,,,,,www

ここから駅の入口までは100mもないのだが、
例のカップルがめちゃくちゃ親切だった。

クタクタで大きな荷物を抱えていた我々を気遣って、
駅までの階段や構内の小さな段差など、荷物を運ぶのをずっと手伝ってくれた。

カップルの男性の方が
「あなた方は日本人ですよね?僕は以前NISSANで働いていたんです」
とおっしゃってた。

駅の入口から改札までがものすごく遠かったのだが、
彼らが手伝ってくれたおかげで、なんとか無事にたどり着くことができた。

改札前でお礼を言ってお別れしたのだが、
中国でもこんなにも親切な人がいるのだ。
旅行者だから重慶人ではないのかもしれないが、上海よりずっと親切だ。

こうして、やっと地下鉄に乗ることができた。

ここからホテルまでは、数駅ずつ3つの路線を乗り継がなければならない。

乗り継ぎの駅では下りエスカレーターがなく、且つ構内エレベーターも
使用禁止になっていたので、ひたすら階段を使うことになったので
大きな荷物ごと転がり落ちそうになって大変だったのだが、
ココでも、チラチラと遠巻きに眺めていた男性が
「手伝いましょう」と申し出て下さったりして感激した✨

重慶って親切な方々に出会える街だわっ

こうした皆様のご親切のおかげで、
なんとか铜元局站までたどり着くことができたのでゴザイマス。

・・・つづく

ここまでお読み下さったついでにラッキーのお顔をポチっと♪
にほんブログ村 海外生活ブログ 上海情報へ

最後まで読んでくださりありがとうございます♪
ブログランキングに参加しています。
応援していただけると、毎日のブログ更新の励みになります(*˘︶˘*).。.:*♡
いつも応援いただいている皆様、本当にありがとうございます〜♪