客船最後の夜の濃い思い出


10月1日

前回から続きマス

いよいよ、、、コノ快適な船の旅も終わりに近づいている。

最後の晩餐。

服務員さんもチャイナドレスでお・も・て・な・し
↑ そういえば、今や誰も言わなくなってない?”おもてなし”ってw

食事も、なんとなくコノ日が一番豪華だった気がする。
でもね、、、我々遅れたわけじゃないのに既にこのテーブルの欧米人は
さっさと食べ始めてるんだぜ??我々だけじゃなく他にもまだ席に着いていない親子連れとかもいたのに!!
あいつら・・・マジで下品

  

中華のおつまみっぽいものや、肉団子と春雨のスープ、セロリの炒め物、、、

そんな中に

異彩を放つポテトグラタン!!

こんなの、欧米人取り合いですわーw

ていうか、、、我々2人と欧米人親子3人の合計5人がまだ手をつけてないのに、
チキングリルみたいなコレはもう、こんなに無くなってる・・・

もっとさ、こう……なんていうか全体のバランスとか考えて
全員に行き渡るように己の欲求を押さえて取り分けることが何故出来ないのか??
欧米に憧れる人の気持ちなんて全っ然分かんないわっ٩(๑`ȏ´๑)۶

お芋と肉の煮物とか、日本人的にはかなり好きな部類だケド、
やはり欧米人には味付けが馴染まないのか、ウケが悪い。

  

トマトの炒め物、さつまいものフライ、スナップエンドウとお肉の炒め物、、、

この辺は満遍なく美味しい。

  

水餃子、魚のフリット、鱼香茄子・・・

魚のフリットのソースは初日の夕食のフィッシュフィレのフリットでも
使われていたソースと同じで、濃縮したレモンソースが甘くなったようなもの。

このソースが、欧米人的にはダメらしく、
「このソースまずいわー💢」ととにかく不評だった。
・・・個人的には美味しくいただきましたケドもw

最後はいつもの通り、ケーキがドーンと!!

コノ日のケーキは色合いが穏やかで・・・(笑)
ちょっと食べてみようかな?という気にさせてくれる。

そんな頃、近くのテーブルでは、

特注のバースデイケーキが運ばれて来ていた。
勿論、近くの乗客みんなで”ハッピーバースデイ”を歌ってお祝いする。

船の旅っていうだけでちょっと特別なのに、
こんなサプライズって、、、超嬉しいに違いない(*´ω`*)
関係のないワタクシ達まで幸せな気分だ。

夕食後は、5階のパーティルームでダンスパーティが催されるという。
最後くらい行ってみる?なんて話をしながら、一旦部屋に戻った。

最後の夜を迎え、客船側からは

「できれば、チップをください」

というアナウンスがしきりになされていた_____。

しかもチップ袋をフロント前で配布するなんて言う・・・。

そんなこと言われなくても、ワタクシ達は自分の部屋の専属服務員をつとめてくれた
アンちゃんには最後にチップを渡すつもりでいた。

それなのに、改めて「チップください」ってわざわざアナウンスされるって
なんだか微妙な気分になる。

コノ日は、5階のパーティルームで最後のダンスパーティが催される予定だ。

とりあえず、食事後に一旦部屋に戻り、最後くらいはパーティルームで過ごそうかな?と
思って、一応化粧直しなんかをしたりしつつ、内線でアンちゃんを呼び出した。

内線の先で出てくれた女性がおっしゃるには、アンちゃんは今すぐには行けないので
しばらくお待ち下さいってことだった。

アンちゃんを呼び出したのは、チップを渡すためと、一緒に写真を撮るため。

なので、しばらく待つことにした。

ダンスパーティ始まりますっていうアナウンスが流れてくるが、
そんなことよりアンちゃんだ。

だって、、、アンちゃんにはとってもお世話になった。

初日からいきなりゴキ●リと戦ってくれたのは勿論だが、
それだけじゃなく、非常に細やかに部屋を整えてくれていた。
例えば、午前中の観光を終えて部屋に戻ると、
既にタオルが交換されていて部屋が掃除されていて、ベッドが整っていた。
午後の観光の前に軽くシャワーを浴びたりしても、観光から戻ると
やはりタオルやバスマット、バスローブなどが全て交換されていた。
我々が部屋を離れるともれなく、部屋を整えていてくれたのである。

なので、いつでもまっさらな綺麗な部屋で過ごすことが出来た。

当たり前だと思ってしまえばそれまでだが、部屋に戻る度に
アンちゃんの顔が浮かぶのでとっても安心して過ごすことが出来たし、妙に嬉しかった。
洗濯サービスを頼んだりすると、仕上がったものはアンちゃんが持って来てくれるし
毎日フルーツの交換にも来てくれた。
なんだか4泊5日のコノ船旅には、いつもアンちゃんがいてくれた。
知らず知らずのうちに、アンちゃんに対してものすごい親近感が湧いていたのだ。



_______しばらくすると、アンちゃんがやって来てくれた。

「お呼びでしょうか?すいません、シャワー浴びてて遅れました……。」

と、ちょっぴり不安そうな顔のアンちゃん。

大丈夫、ゴキ●リはいないわよw

とても感謝しているので、コレを・・・とチップ袋を差し出したら、
それはそれは嬉しそうな顔で受け取ってくれた。

そして、アンちゃんの方から

「お二人と写真を一緒に撮ってもいいですか?」

と言ってくれた。

まぁ(*'∀'人)*+!!

私たちも一緒に思い出の写真を撮りたかったのー!ということで、、、

記念の一枚を☆

アンちゃんにとって我々は、勤務する度に出会う色んな客のうちの一組だったに違いないが、
ワタクシにとっては、特別な服務員さんのアンちゃんだった。

何か起こったらアンちゃんを頼ればいい!っていう安心感のおかげで
とてもリラックスした旅が出来た。本当にありがとう

アンちゃんを見送って、いざダンスパーティに向かおうと
改めて身支度を整えていたワタクシの元に、
デッキで涼んでいた愉快な仲間ちゃんが興奮しながら走り寄って来た。

「ちょっと!早くデッキに来てー!」


って、何何 (・.・?)???


「隣の人が一緒に飲もうって言ってるー!」


そういえば、コノ日の夕方にもお隣の部屋の方に話しかけられていた。
我々が宿泊したプレジデンシャルスイートルームは、
この客船の3階部分の先頭を二分する形で二部屋あり、
プライベートデッキをその二部屋で半分ずつ使っていたのだ。
なので、なんとなくお互い顔なじみになっていたので
最後の最後にあちらからお声がかかった感じ?

ダンスパーティは、よく考えたら特に楽しそうじゃないな、、、
だって、ワタクシ達は少なくとも踊れないんだから見てるだけだしw

じゃあ、お隣さんと飲むっていうのもいいかも☆

ってことで、冷蔵庫からビールを持ってデッキに向かった。

お隣さんは、中国は河南省からいらしていた軍関係の方で、
奥様と5歳の息子さんと一緒にスイートルームを利用しつつ、
ご自身の親御さんと奥様の親御さんも一緒に旅をしていたそうだ。

そんなことを話しつつ、ビールをガンガン飲むっ(° ꈊ °)✧˖°オホッ!

双方のご両親は普通のお部屋に宿泊しつつ、昼間はスイートルームに集まって
みんなでわいわいと過ごしていたようだ。
そういえばお隣さん、とても賑やかで一体何人いるんだ?って思ってた。

奥様とお子様は部屋で休んでいて、そのご主人が我々を誘って下さって
一緒に飲むことになったわけだが、、、、、

現役は引退されたものの、今は軍の隊員を指導する立場だとおっしゃるソノご主人、、、
日本人とか嫌いなんじゃないの??一緒に酒とか飲んでていいわけ??って感じ。

奇しくもコノ日は、国連総会中に行われた日露首脳会談に安倍首相が遅刻をしたという
ニュースが流れた後だったので、

「安倍がプーチンにヘラヘラすり寄って握手してたのはみっともないなー(笑)」

と言われた。


↑ コノ場面でしょうかねぇ,,,,,日本人より詳しいって何なのw??

ま、ワタクシは旅行中、あまりネットのニュースなどを見ていなかったので
そんなことがあったことを全く知らなかったのだケド、
それにしてもそんなことを,,,,,初めてまともに話す中国の方に言われても
なんと返していいものか・・・www

彼はやはり典型的中国人で、自分の地元の河南省のご自慢に加えて

「今や中国はロシアより大国だからなー!」

とかおっしゃる。(日本はロシアに対して弱いと、、、)

ついうっかり、愉快な仲間ちゃんが「いやロシアの方がまだ大きいでしょ?」とか
言っちゃったもんだから、
怒ったりはしなかったものの、いかに中国がロシアに経済的援助をしているか!って
ことを延々と語り出したりして、、、

うーん。面倒くさいおっさんだw

だが、アンベイは嫌いだが別に日本人は嫌いじゃないらしい。

うん、まさに中国人らしい思考だ!
だが、どういうわけか我々とは非常に打ち解けて、最終的には

「河南に遊びに来い!宿泊も食事も遊びも全部コチラで金出すから」
「だって、俺たち友達だろ?」

・・・相変わらず、中国人のいう友達認定の定義がよく分からない(笑)

中国では、友達が自分のところに来たら全てもてなすんだ!とアツく語られた。
ワタクシもその場の勢いで、
「じゃあ、あなた方が上海に遊びに来たら全部お金出すね!」
なーんて言ってしまったが、いかにも富裕層っぽい彼らがマジで来たら
ワタクシの財力ではまともなおもてなしなど出来ないのは明らかだw

だって、「今日の夕食では6万円の白酒をオヤジと飲んだー」とかおっしゃってるし。

コノ日も当然、部屋のカーテンを閉められてしまって
真っ暗になったデッキでお互いの部屋の酒がなくなるまで飲み続け、
我々のカタコトの中国語に呆れることなく語り続けた。

よく分からないが、連絡先も交換した。
相手はしつこく最後まで「河南に遊びに来いよ!」とおっしゃっていて、
翌朝に一緒に写真撮ろうぜ!ってことになった。

何度も言うが、中国人の方の”友達認定”ってよく分からないw
宜昌で夕食を食べた店でも友達認定されたっけ(笑)

結局、ダンスパーティがとっくに終わった頃に我々も散開して、
それぞれの部屋に戻った。

三峡クルーズの客船で過ごした最後の夜は、こんなにも濃いものだった・・・
きっと一生忘れない。

・・・つづく

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