敵は欧米人のみならず、操舵室にあり


†*:;;:*† Happy (●'∀`人'∀`●) Xmas †*:;;:*†
世間はクリスマスモードだケド、ワタクシはまだ9月のことをさびしくブログに綴る・・・w

9月30日

前回から続きマス

白帝城から客船に戻って、我々が最初にしたこと。

2階のフロント横にあるコチラのコーナーで、写真をチェックすること!

恐らくこのプレジデント8号(中国名:总统八号)以外の客船でもあるサービスだと
思うのだケド、専属カメラマンがことあるごとに写真を撮影してくれているのだ。
ディズニー方式ねっ✨

ソノ写真をココのPCで自由に閲覧することができる。
気に入った写真は1枚20元で購入できるので、何枚か注文した。
(この後夕食になるので、夕食後には出来上がります、と言ってくれた)


↑ コノ日の朝に行った神農峡のボートに乗る自分達の様子なんて自分のカメラでは撮れないのでうれしい✨

さて夕食。

毎回同じメンバーで卓を囲むわけだが、我々以外は欧米人で、
特に一緒に話をすることなどはなく、結構もくもくと食事をする感じ。

  

  

コノ日もやはり、基本的には中華色が強い料理が続々と運ばれて来る。

包子に酸肉末豆角を詰めて食べるの・・・ウマい

我々としては、レンコンだったり、セロリとベーコンの炒め物だったりが
比較的さっぱりしていてとても美味しいんだケド、やはり欧米人は食べ慣れてない。

コノ鶏肉の炒め物などは、欧米人が「肉ー😍!」とばかりに
取りあさるので、全員に行き届かないのよね・・・
やはりこのテーブルでは遠慮など必要ないのだ。
食べたいものが目の前にあったら、即確保すべしっ☝

白帝城の後だからそう感じたのか、
我々2人はまるで、魏(欧)と呉(米)にはさまれた蜀(亜)のように感じられる。
なんだか勝手に蚊帳の外に出されて、相手にされていない感じだ。

負けてられるかっ( つ•̀ω•́)つ!!

そんなところに、ステーキっぽいものっლ(´ڡ`ლ)

まぁ見るからに”それなり”な感じで特別美味しそうには見えないのだが、
たまたまワタクシの目の前に最初に置かれたのでしっかりゲットしてやった。
どう考えても、1人ワンピースとっても全員に回り切らなそうな数なんだが
ささやかな抵抗で2切れ取ってやったワタクシは性格が悪いw

  

この辺の料理はライバルが少ない中華モノのはずだったが、
豆腐は肉味噌餡がかかっていたせいか、肉の匂いに敏感な欧米人に意外と人気だった・・・
コレは2周目でも余るはずだろうとタカをくくったワタクシの負けだ。
うう、やはり蜀は負ける運命なのか!

もち米シュウマイ✨

中身は肉餡!ってことで争奪戦が予想されたのだが、
無駄にステーキを2切れ取ったりしちゃったおかげで結構お腹いっぱいw

1つだけ取って見送ったら、2周目でも残ってた・・・
一見して肉っぽさがないから、欧米人には不人気なのか??

意外な人気はコチラ、ブロッコリー
見慣れた野菜だから、欧米人も手をつけやすいのかもしれない。
奥に残っているのはレンコン、、、我々アジア人しか手をつけてないのw

コノ日の夕食は旅行中にはうれしい野菜料理が多くて、
個人的には大満足

・・・結構戦った感は残るが・・・w


↑ まぁ、こういう怪しい色のケーキは我々は戦わずして撤退あるのみなのだが。。。

___________勿論コノ日は、
本来ダメなはずの外部で購入したビールをがっつり持ち込んで
ゆっくり食事を楽しませていただいたりはしましたので、
かなり満足のいくディナーではございましたのよ、オホホ。

______さて食事後は、
20時半から5階のパーティルームで歓迎パーティがあるという。
前日は船長からの歓迎晩餐会、コノ日は歓迎パーティ・・・
よく分からないが、一応行ってみることにした。

我々は5階に行った頃には既に席がほぼ埋まっていた。

歓迎パーティという名前だが、お金はしっかり取られる。
残っているのはVIP席しかなくて、最低消費がいくらで〜と説明をされて
馬鹿らしいので、パスすることにした。

客船の服務員さん達がちょっと衣装を替えていたりしたから
彼らが踊ったり歌ったりするだけなんだろうし、
VIP席とはいえ、ぎゅうぎゅう詰めの相席なんだもん。

我々はスイートルームのプライベートデッキがあるんだから、
そこでのんびりと買い込んだビールを飲もう!ってことで部屋に戻ることにした。

戻りがてら、せっかくなので船内を少し散策した。

そういえば、乗船以来忙しくて、、、
船の設備などを把握しきれていなかったんだもの。

ホテルのフロント階などにあるようなショップが数軒ある。
コチラはガラス細工のお店だが、ブティックなどもあって
本当にホテルみたいだ。

コンビニみたいな売店
特に緊急性のあるものは売られていないし、やはりお高い。

接岸観光の時に上陸地点に売店があることが多いので、
必要なものはソコで調達すれば充分に事足りると思う。

宜昌を出発する時に、埠頭の売店
「ここから先は高くなるから、ここで買っておいた方がいいわよ!」
と言われ、ビールを買い込んだのだが、
実際は、各観光地の停泊地の売店も値段は大差なかったと思う。
むしろ、ビールなんかは所変われば銘柄変わるので、、、(*'(OO)'*)ブヒ
ワタクシなどは、結局停泊地ごとに見慣れぬローカルビールを買い足してたし。

小さいながらも映画室も完備!
接岸観光に参加しない乗客や、夕食後などに楽しめるように
1日3回毎回違う映画を用意している。

1回30元(=約560円)と別料金だが、中国映画のみならずハリウッド映画も
あったりするし、無料の回もあったりする!

スポーツジム!

・・・というにはショボいが、ランニングマシーンは数台ある。
3泊程度ならいいんじゃないでしょうか,,,,,,よく分かんないケド。

医務室もある!

幸いにもお世話になるようなことがなかったので、
ちゃんとしたお医者さんが常駐されているのかは不明。

美容室

たかだか2,3泊でも必要なんだろうか?とは思うが、一応ある。
コノ時は、戦場カメラマンならぬ船上カメラマンが髪を洗ってもらってたw

温水プール

コチラも利用には50元(=約935円)が必要。
乗船中のフリーパスもある・・・

デブなくせに泳ぐのは好きなので水着も持って来てはいたのだが、
プールの実物を見たら、泳ぐ気は失せた。


・・・小さい


小さなお友達が2,3人パシャパシャしているだけで、
大人はマトモに泳げないくらいの大きさしかない。
船の中の限られたスペースだから仕方がないね。
ブクブクはしてないが、ジャグジー気分で入るくらいが関の山だろう。

写真は撮っていないが、他にはスパ、カラオケ、将棋・麻雀室なども完備!

勿論、一部の設備は小規模ではあるが、

まさに!長江を渡る動くホテルだっ(✿´ ꒳ ` )

ま、ひとしきり見て回った後はおとなしくお部屋に戻った。

改めて、愉快な仲間ちゃんと2人でデッキで夜風を受けながら
ビールを飲もうと外に出ると、

デッキには灯りが全くない!完全に真っ暗!

そういえば、コノ前夜は客船がシップロックを越える作業をしていたから
シップロック内の灯りのおかげで暗くはなかった。

我々が夕食に行っている間に、
アンちゃんが夜仕様ってことで閉めてくれたであろうカーテンを
開け放ち、室内の灯りをデッキに取り込んで酒盛りを始めた。

想像していたよりもずっとずっと楽しい船旅に、我々は盛り上がっていた。




・・・そんな時!




室内に、アンちゃんではない男性スタッフが
いきなり入って来るのが見えた。

我々はデッキにいたので、何故彼がインターフォンも鳴らさずに
部屋に入って来たのかが分からない。

ちょっと!仲間ちゃん!誰か入って来てるよ!!

と、愉快な仲間ちゃんに告げていた頃、
服務員の彼はデッキにいる我々など目に入らないかのように
室内のカーテンをシャーシャーと閉めていく。



・・・おいおい💢



慌てて、デッキから室内に駆け戻り、話しかけようとした時には
既に彼は部屋を後にしていた。



ワタクシはこれの意味を全く知らなかった。



夜はカーテンを閉めるべき!
アノ部屋から灯りが漏れてるからカーテン閉め忘れたのかも?
閉めにいかないと!!

ってな感じのサービス心で、閉めにきてくださったのかなぁと思った。

そんな親切心に対しては申し訳ないのだが、
我々はもう少しデッキでビールを飲んでいたい。
ってことで真っ暗になってしまったデッキに
灯りを入れるために再びカーテンを開けた。

その足でデッキに戻ろうとしたソノ瞬間、、、、、室内の電話が鳴った。



(;゚(OO)゚)ブヒイイイィィ-! こんな時間に何なのよっ!!



デッキで待っている愉快な仲間ちゃんに

「なんか、、、、電話かかってきてるんだけど(泣)」と訴えるも、
中国語に関してはワタクシ以上に自信のない愉快な仲間ちゃんは
あずきちゃん出てみてよー(泣)」と言うばかり・・・

仕方がないので、恐る恐る受話器を取ってみた。

「◯◯号室ですね?」と相手がいう。
とてもキビキビとした口調の中国語だ。

そ、そうですが、、、

「こちらは操舵室です」
↑ 初めて聞く単語なのに何故か一発で聞き取れたという奇跡!








えっ( ゜A゜;)?






ええ、、、操舵室が何故電話かけてくるんだ?と思って固まったが
なんとなく予測が出来てしまった。



夜の運航に支障をきたすので、カーテンを閉めてください



というお願いだった。

これで、全ての合点がいった。
乗客の了承など関係なく勝手に室内に入りカーテンを閉めていったのは
このためだったのだ。

我々のスイートルームは3階にあり、操舵室はその真上の4階。

夜の航行の場合には、川面や岸辺からの小さな灯りのサインを頼りにしているのだろう。
真下の部屋で灯りをともされると、それらが識別できなくなるってことなのだと思う。

夜も安全に航行していただかなければ、命に関わる。
なんせ、コノ三峡クルーズって今年の6月に430人以上の死者を出した事故を起こしている。
ソレは我々が乗ったプレジデント8号ではなく別の客船でだし、悪天候が要因であったとはされているのだが
実際は、安全優先のために停泊すべきところを日程優先で航行を強行したがための事故だったという。

せっかくのプライベートデッキが夜は使い物にならないっていうのは
正直切ない・・・が、生死に関わる問題となれば、そんなことも言っていられない。

こればかりは戦う前に勝負あり。

っていうか、戦うことすら許されない。


・・・あっさりカーテンを閉め、おとなしく室内に戻ることにした。

まぁ次の朝も早いしねぇ、ゆっくりお風呂につかって寝た。安全第一!

・・・つづく


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