オトナの空間@巫峡〜瞿塘峡


9月30日

前回から続きマス

神農峡遊覧から再び客船に戻ると、ほどなくして出航。

客船の旅っていいねぇ・・・

ホテルごと移動してくれる感じなんだもの。

再び雄大な長江を進んでいくことになるのだケド、残念なのが・・・

川面のゴミが目立つこと、、、

上流からの流れが三峡ダムで一旦せき止められるせいか、
三峡ダム下流の宜昌側ではほとんど見られなかった浮遊ゴミが
せっかくのながめを台無しにしてくれる。
まぁダムがあるから仕方ないのだろうケド。

デッキでのんびり景色を楽しむ間もなく、ランチの時間がやって来る。
結構タイムテーブルがせわしないのよね,,,,,

朝食とランチはビュッフェスタイル、メニューはちゃーんと日替わりだ。

勿論昼からビールもいただく♡

鱼香肉丝が後からビリビリ辛さがきて、なかなかいい感じなので、

ご飯に鱼香肉丝とカレーのミニハーフ丼を作っておかわりしてしまった・・・
ああ、ビュッフェって食べ過ぎるからイヤなんだよぉぉぉぉぉっ(;´༎ຶД༎ຶ`)!

ランチを終えた頃には、三峡の次なる渓谷に突入!!

巫峡

巫峡を囲む断崖の峰々の美しさは三峡一だという。
といっても、体感できるほどに景色が変わった気はしないが、
コノ客船のデッキからゆっくりと景色を眺める唯一の時なので
体全体でコノ風景を味わうことにした。
こういうのがしみじみいいなぁ〜って思うようになったワタクシって

中年になったんだな(° ꈊ °)✧˖°オホッ!

今回のクルーズでの客層を見ると、チラホラと20代カップルみたいな方々もいたが
ほとんどは30代以上の小さいお子さん連れか、中高年ご夫婦とか・・・
カナダからの団体さんはほとんどが白髪の方々だったし。
やはりのんびり景色を楽しみたい層が多かったように思えるし、
我々もとうとうソノ域に足を突っ込んだようだ。

ものすごい所に階段がある場所が見えて来た。

船内では要所要所で中国語と英語でアナウンスが入り、
今コノ客船がどこを通過していくのか説明してくれる。

こちらは

神女峰

巫峡が貫く巫山十二峰の中で最も有名なもの・・・

って言ってもワタクシは初めて知ったのだケド。
上海で暮らしていても中国のことなんてほとんど知らないんだなって改めて思う。
だって、デカ過ぎるんだもん、歴史も土地もスケールが違い過ぎる!

コチラの2つに並ぶ鋭角な峰が神女峰・・・だと思う。
人間に憧れて下界に降りた神女が石にされてしまったという伝説があるそうで、
コノ写真でいうと、鋭角な峰の裏側に人の形に見える岩があり、ソレが神女なのだそうだ。
写真では捉え切れないうちに通過してしまった。
神女って、日本の昔話で言う天女みたいなものなのかなぁ?

似たような眺めではあるけれど、
この付近は特に長江がクネクネとしていて見応えがあるのは確かだ。

幸いにもこの上ない程の晴天!
広々としたデッキで風を感じながら持参した本を読み、顔を上げれば絶景が広がる。
前にも書いたように、結構タイトなタイムテーブルなので、
コノ時が一番、クルーズというものを満喫できたような気がする。

近代的な赤い橋を越えると、、、

街らしきものが見えてきた。どうやら巫峡は終わったようだ。
と同時に、ワタクシはデッキチェアで眠りに落ちてしまったようだ。
しばらく記憶がないw

再び目覚めたのは3時過ぎ。
船内アナウンスが、第三の渓谷である瞿塘峡に入ったことを
告げる音で飛び起きた。
9月末はとはいえ、絶好な晴天の下で無防備に寝てしまったせいで
日焼けしてお肌がボロボロになった・・・
うう、BBAの肌の再生力は大分弱いのにぃぃぃっ。

瞿塘峡

三峡の中で最も短く狭いとされているコノ瞿塘峡だけど
これまでより急に狭くなった感じはあまりしなかった。
やはり三峡ダムによって水位が上がった為に、河幅も広がったのかもしれない。

ほぼ垂直に近い角度でそそり立つ岸壁・・・

似たような景色が続いていたが、やはりココだけは違うと実感できる。

これまた絶景哉。

ポツンと残る一軒のお宅があった。
政府からの再三の撤去要請に従わずにここで暮らし続ける方のお家だそうだ。
どうやって生計を立ててるんだろう?
しかも三峡クルーズの客船が通る度にこうしてさらし者にされて。。。

そして、またあった!

崖の亀裂・・・ソコには棺がおさめられていたという、アノ懸棺。


↑ コノ写真だと中央や右側の亀裂に棺があるのが見える!

本当にあんな過酷な場所にどうやって運んだのか・・・。
既に何度も書いているが、未だに解明されていない。

コノ瞿塘峡のもう1つの見所は、ココ!

上流からみるとココが瞿塘峡の入口となるのか、夔門(きもん)と呼ばれる場所だ。
コノ写真はソノ夔門の南側の壁。

この遠目の写真では見えにくいケド、文字が刻まれている。

ズーム!!

古代の書家が文字を刻んだという。古いものは宗の時代のものまで・・・

でもね、ワタクシの心が汚れているせいか赤いペンキにしか見えない(笑)

船内アナウンスが、文字が見えてきますよ!!!とアピールするので
気合を入れていたんだケド,,,,,なんだかやはり情緒が感じられない。
そんなワタクシは薄汚れたオトナだ。
長江の風では洗いきれなかった薄汚さが残ってしまった。

______さて、宜昌から長江をさかのぼって来た我々にとっては
夔門は瞿塘峡の出口にあたる。

ちなみに、宜昌から重慶まで4泊5日の船の旅、1泊目は宜昌の埠頭で停泊したままで
5日目の朝には重慶に到着することを考えると実質3日間なわけだが、
2日目の午後の時点で、

まだココ!!
※黄丸が出発地の宜昌、緑の矢印が終点の重慶

なんだか進みが遅い気もするが、瞿塘峡を出ると間もなく・・・

次の目的地が見えて来た✨

・・・つづく

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