船が階段を登る時


9月29日

前回から続きマス

いよいよ、シップロックに入って三峡ダムを越えようとしているタイミングで
夕食の準備が整った、とのアナウンスが入った。

客船に乗って初めての夕食となる今回は、

✨船長による歓迎晩餐会✨
という名目になっている!

一応、小綺麗な服に着替えて向かった。

欧米の客船などでは、パーティドレスなんか着ちゃってもおかしくない感じらしいが、
まぁ,,,,,中国デスしね (;^_^A

なんとなくやりすぎない方がいいのかなぁ?って思ったので
シルクブラウスにテロンとしたワイドパンツ、さすがに昼間のスニーカーは
いただけないので、ヒールの高い靴に履き替えていく程度にしたのだケド、
宴会場に着いてみれば、ソレで充分な感じでゴザイマシタ。

我々は欧米人テーブルに押し込まれているのだケド、
欧米人の方々はやっぱり昼間の服からは着替えていて、
男性は襟付きシャツ、女性はカジュアル系ながらもワンピースなどをお召し、
一方、中国人の方々はカジュアルな感じのままで・・・
(お召し替えしてる方もいらっしゃるんだろうケド、目立つようなドレスアップの方は皆無)

ワタクシ達も一応ワンピースなどは荷物に入れて来ていたのだが
やっぱりあまり気にしなくて良かったようだ。

最初に船長によるご挨拶があり、宴がスタートした。

夕食はビュッフェではなく、各テーブルごとにサーブされる。

船長からのおもてなしの赤ワインがサービスされている。
会場の雰囲気のせいか、なんだか結婚披露宴みたいだ。

  

  

  

  

歓迎晩餐会と名がつくだけあって、じゃんじゃん料理が出て来た!!

と言っても特別に1つ1つは豪華でもないし、味は相変わらず可もなく不可もなくだがw

そして中華系の料理が多いので、欧米人の皆様にはあまりウケが良くない。




それにしても・・・



誰だ?欧米人はマナーがいいって言ったヤツ?

よく言うじゃん?欧米ではー欧米ではーって
欧米を見習うように言うヤツ。

実際のアイツらは下品なヤツ多いぞ??

コノ時も、揚げ物とか肉系のモノばかり我先に自分の先に取り分けて
他の人が取り分け中でもおかまいなしに回転テーブルを廻しやがる。
あまりに目先の欲望に忠実で、他の人のことなんて一切考えないから
肉系のものなんて全員に満遍なく行き渡ることなく、途中でなくなってしまう始末だ。

マジであいつら下品だったわっ٩(`ω´٩ꐦ)

気遣いってものが全くない。

それだけじゃない。
コノ宴会場での食事の際には、外部からのアルコールなどの飲み物は
遠慮するように通達されているのに、缶ビール持ち込んで飲んでいやがる!!

我々2人は馬鹿正直に通達に従い、1本30元(=約562円:市販なら7,8元程度のヤツ・・・)のビールを
注文して飲んでいるっていうのに!!
しかも服務員さんも困り顔のまま、缶ビール飲んでる欧米人に注意しないしっ!!

アホらしいので、我々も翌日からは調達済みの缶ビールを持ち込むことに決めたケドねw

そんなイライラする食事中、船長が各テーブルに順番に挨拶に廻っていた。
船長は英語は話せないらしく、欧米人卓では中国語で通り一遍なことを言って
ささっと次の卓に向かっていたが・・・

こんな着色料満載っぽいケーキも欧米人には人気(笑)

・・・うーん。
歓迎晩餐会っていうからもうちょっと豪華なモノを期待したケドなぁ……。

でもまぁ、普通だったら4泊5日食事込みで1,800元なわけで、
それならコノ食事でも充分過ぎるほどに豪華だわね。

晩餐会の後は、5階にあるパーティルームでダンスパーティがあるというが、
我々はそんなことよりも、シップロックで三峡ダムを越える様を見る方が興味ある!

だって、コノ晩餐会の間に既に
客船が第1ゲートを越えシップロック内に入っていたのだから。

ってことで、晩餐会後にすぐにお部屋に戻りデッキに出た。

既に第1のシップロック内に入っている客船は、
目の前に次のゲートが迫っている。

幸いにもまだ放水は始まっていなかった。

放水によって水位を上げて、次のゲートを渡れる位置まで船が上昇するのだ。

放水が始まると、

見る見るうちに船の高さが変わっていくのが体感できる!!

コレ、めっちゃ楽しい(๑•̀ㅂ•́)و✧

ゲート下のコンクリート部分を上の写真を見比べると一目瞭然、
どんどん水位が上がっていくの。

コレ、5,6分程度?だったかなぁ、かなり短時間で一気に20mほど上昇するのだ。

ゲートギリギリまで水位が上がったところで第2のゲートが開く!

第1のゲートで押し上げた水位と同じ高さの水をたたえた第2ゲートへと
ゆっくり進入していく客船。

コレと同じことを5段階経て、
三峡ダムを隔てた下流側と上流側にある100m以上の水位差を越えていくのだ。

重慶からの下りの場合は、当然水位を下げる行程となる。
下りの場合はおそらく旅の終わりの頃に行われるので
ハイライト感がより強いはず。

我々は客船の先頭にあるプライベートデッキのある部屋にしたおかげで
かなりの臨場感を持って、コレを見ることが出来た。

客船の6階がオープンテラスになっているし、5階のパーティルームにも
デッキ部分があるので、その辺から見ている乗客が多かったケド、
5,6階からでは水面が見えないからライブ感は薄いだろう・・・

と、ちょっと勝ち誇ってみるっヽ(*´∀`*)ノ

実際、コレを見ている間にプライベートデッキへの侵入者があった。
プレジデンシャルスイートは3階の先頭部分を2分する形で二部屋あるのだが、
我々のお隣の部屋のプライベートデッキ部分には2階へと通じる階段が設置されている。
おそらく緊急時の避難経路だったりするのだろう、柵で囲われ鍵もついているのだが、
ソノ柵を乗り越えて、2階から進入して来たカップルがいた。

おいおい、、、(゚ー゚;A

コッチはプラス3,000元払ってんだよっ٩(๑òωó๑)۶!!

ワタクシは小さい人間だ。
1人100元くらい気前良く払って、20分くらいココにいさせて下さいって
言ってくれたら許すが、そんな気配もなくキャハ✨って楽しもうとしている
カップルなど許せない。


ココ、プライベートなんだけど💢


って無表情で言ったら、ビビってそそくさと去っていった。


はっはっはっ!ますます勝ち誇ってみるっヽ(*´∀`*)ノ
いいじゃん、たまの贅沢なんだから・・・


・・・さて。このシップロックでの作業は結構時間がかかる。
ドックのような場所に入ったあと放水が始まるまでが結構待つのだ。
ということで、5段階の行程を終えるまでには4時間もかかる。

一部始終を見ていたい気もするが、翌朝も早いので
途中でお風呂を済ませて、最後の関門に備えることにした。

シップロックを出て、再び長江に乗り出す瞬間が見たいもの♡



そして、・・・ソノ時がやってきた。

水深はここまで上がっている!(ダムに入る前は72,3mだった!)

いよいよ、長江への扉が開かれる時。

5,6階から見学している人の数も増えたようで、
門が開き始めると歓声が上がり、カメラのフラッシュが瞬く。

既に23時を過ぎた時間なので、辺りは真っ暗で写真では伝わらないが・・・
客船がギリギリ収まる程度の閉塞感のあるドック内から見ると
目の前に広がる長江はまるで海のように広く大きく見えた。

さぁ、重慶に向けて進め!!

なんだかコノ時こそが旅の始まりかのように感じられる特別な瞬間だった。

見上げたら、

月がキレイだ。

・・・つづく


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