世界最大級、三峡ダムへ

9月29日

前回から続きマス

三峡人家の観光から客船に戻ったのは11:00頃。


↑ コノ先頭のデッキの半分が我々の貸し切りゾーン

昼食まで少し時間があるので、当然このデッキでのんびり〜と過ごす。

お部屋にあった三国演義を少し眺めてみた。

ワタクシの一番好きな、趙雲劉備の息子阿斗を救う単騎駆けのシーン。

挿絵がいっぱいで子供向けなのかなー?
でも、まともに読めない(笑)
漢字から意味は分かるケド音読しろと言われたらできない。
まだまだ子供以下の中国語力である。

ランチもビュッフェスタイル。
麻婆豆腐や口水鶏なんかもあってちょっと嬉しい✨
味はやはり可もなく不可もなくだけど。

飲み物はビールで
毎回一杯だけは無料というか、乗船料金の中に含まれているけど
おかわりするなら別料金になる。欧米人だらけのこのテーブルではビール率がすごく高いw

ランチ後はゆっくりしていられない。

13:30から次の接岸観光だ。
今回の観光は乗船費用に含まれているので、基本的に全員参加。
(勿論、船内に残っても大丈夫)

またグループに小分けされて、客船を降りた所からバスで移動〜。
向かうは、コチラ!

三峡ダム

重慶出発の三峡下りのクルーズの場合には、終盤に訪れることになるコチラの
三峡ダムだが、我々は長江を遡っているのでいきなりのハイライトって感じだ。

宜昌市と言ってもピンを来ないかもしれないが、コノ三峡ダムがある場所だと
聞けば、ああ,,,,,なんとなくって方もいらっしゃるであろう。

・・・と言ってもワタクシは別にダムマニアじゃあないんだ。
そんなワタクシでも世界最大級のダムともなるとものすごい迫力なんだろうなー!!
と想像して、それなりにワクワクしてくる✨のだ。

バスを一旦降りて、荷物チェックなどを受けた。
日本でダムを見る時なんて軽ーく行けるのに、厳しいのねぇコノお国は。
コノ受付?らしきセキュリティチェックの後、再びバスに乗った。

バスの中からは、シップロックが見られた。
ていうか、

なんじゃこりゃ?

って方も多いと思うが、コレもまたコノ三峡クルーズの最大のお楽しみの1つだ!
コレについては後ほど改めて書くので今は割愛する。

で、バスを降りた所に待ち受けるのは何故かこんな光景・・・

ここからダム見学?なんですかねぇ?

まぁとにかく、エスカレーターはありがたい。BBAなんでねw
エスカレーターを上った先には、

広場があった。え?ダムじゃないんかぃ?
まずガイドさんに導かれるのは、三峡ダム資料館みたいな場所。

中が他のツアー客で満杯だったらしく、外でガイドさんが時間稼ぎの説明をして下さる。
地面に置かれた宜昌から重慶までの長江の地図、コレがべらぼうに細長いっ!!!
やっぱり中国、スケールがデカ過ぎるw

コノ三峡ダムが出来たことにより、長江クルーズが大きく変わったそうだ。
ダム建設により水位が上がる=水深が得られたことから
ワタクシ達が今回乗っているような大きな客船の運航が可能になったのだ。

三峡ダム水力発電によって作られた電力が上海にも送られているという。
なーんにも考えずに上海でヘラヘラ〜っと過ごしているが、
コノ三峡ダムの恩恵を少なからずや受けているのかと思うと
見学にはちょっと身が引き締まる思いで臨まねばとか考えちゃう、単純なヤツである。

資料館はやはりどうでもいい場所だった(笑)
いや、ダムマニアにはたまらないのかもしれないが、
ワタクシにとってはどうでもいい。
こんな模型とか本当にどうでもいいw

早く実物見せてくれやーっ(´ω` )/!!

・・・いや、分かってる。
三峡ダムはソノ大規模さがゆえに多くの場所が水没し、
少数民族の方々を含む多くの住民が移住を余儀なくされた。
だから、こうした施設を作って、客船の乗客などには強制的に見学をさせ
地域にお金を落とすことで以前の住民に報いるという構造になっているんだろう。
ソレは、コノ日の午前中に観光した三峡人家でもよく伝わって来た。
三峡人家は、土家族の方々が観光収入で潤うようにと、
少数民族の暮らしなどを見せる観光地として整備されたのであろう。
ダムの恩恵の陰にある悲喜こもごもが見えるのが、
コノ三峡クルーズの興味深いところでもある。

退屈な資料館の後に、やっと見えた。

三峡ダム

えーーーーーっ!遠いじゃんっ٩(`ω´٩ꐦ)!!



つーか、こんな遠くから見る限りじゃ、ただの建造物でしかないし、
なーんにも面白くないんだが。建設途中のビル見てる感覚っていうのか?
そんな感じで規模の大きさも全く伝わってこない。
それなのに、ココで30分くらいの自由時間を与えられた。

中国人にとっても面白くないらしく、
みな売店のアイスクリームに夢中で群がるばかり。

早めに集合場所に行ってみると、周りの中国人達はみーんな何か食べてた(笑)
まぁ我々は欧米人チーム。欧米人は集まりが悪く規定時間からちょっと遅れての
再出発となった。

しばし歩く。

どこへ向かうのかと思ったら、

例のシップロックの真横に差し掛かった!!

コレコレ!!三峡クルーズの目玉よねん
でも、詳しくはのちほど・・・

ってことでシップロックをやり過ごした後、
やっとダムのすぐ近くに行けることになった!!


っていうかさ、最初からソコだけでいいのに…… (゚´ω`゚) 。゚



広場から歩いて降りて来たのだが、ダムの近くに行くには更に
徒歩では20分ほどかかるとか言われた。
なので、体力に自信がない人はカートに乗るように言われるが、
コレは別料金(たしか20元くらいだったかと……?)

ま、我々は歩きマス!ケチなんでwww

そうしてやっと三峡ダムを間近に感じることが出来た。





↑ なみなみと水とたたえた重慶側(上流側)の光景が見学できる

間近でみても・・・うーん。

ここまで水嵩があると、ダムそのものの規模を全く感じられない。

それに、ワタクシはてっきり放水とか見られるのかと思ったのだが、、、



こういうのね。迫力がありそうでしょ?
(実際はもっと水の色が汚そうだがw)

ダムって、こういう放水のイメージが強いんだケド、
実際には滅多に放水なんてしないから見られることなんて稀らしい。

なーんだ。拍子抜けもいいところだわ,,,,,と思いながら
再びバスに乗って客船に戻った。

夕食までの時間はデッキで軽くビールを飲みながらのまどろみタイム。

そういえば、上陸しての観光ばかりでクルージング自体をあまり楽しんでいない。

非常にゆっくり〜と客船が動き出して、少しクルージング気分を味わえたのだが、、、

コノ後に客船が向かって行ったのは、

すぐ近くのココだ!

コレが、上で何度か書いた”シップロック”だ!!

前の客船が第一のシップロックに入って行く所を見ることが出来た。

我々が乗っている客船も第一の門の真ん前で順番待ち。

さて、このシップロックというのは何なのかというと・・・

船が階段を登る施設とでも言えばいいのかな?

三峡ダムが水をせき止めている格好なわけなので、
宜昌(長江下流)側と重慶(長江上流)側では水位が大きく異なる。
客船がこのまま長江クルーズを続けるためには、
コノ三峡ダムを超えなければならないのだが、
水位の差のあるダムを超えるために存在するのが、このシップロックなわけだ。

シップロックを上から見てみると、なんとなく階段状になっている。
コノ写真だと奥側が宜昌なので、手前に来るに従って上がって来ているのが
見て取れると思う。

のちに、コノ第一の扉が開き、客船がシップロックの中に入って行くことになるのだ。

大型客船なので、ギリギリ収まっていく感じになるだろうからハラハラしちゃう。


こんなに壁が近い!

現在の水位は、客船の3階部分で72m・・・

重慶側とは100mくらいの水位の差があるので、
コレからシップロックの中に入り、5段階に分けて水位を上げて行くという作業に入るのだが、、、

いいタイミングで夕食の時間が来てしまった!

・・・つづく

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