Gの悲劇
9月28日
前回から続きマス。
客船にチェックインした後、一旦下船して埠頭近くのレストランで食事をしたら、
そのレストランが”死ぬまでに行きたい絶景ポイント”として有名だった。。。
ってことを、このブログを書くことで初めて知ったワタクシ。
さて、そんな絶景レストランを後にして、
再び、客船に向かう。
もうテンションはMAX！！
船の手前には、気が利くことに売店があるのね。
ちょっとしたコンビニみたいなもので。
一通り、なんでも揃ってるのだ。
そして、店員さんが買わせ上手で
「三峡に入ったら高いわよ〜」なんていうから、ついついビールを買い込んでしまったｗ
しかも、ビールを冷”凍”庫でキンキンに冷して売ってるし！
後日、三峡に入っても値段はさほど変わらないということを知るのだが…...
船内に戻り、5階にあるパーティルームでオリエンテーションを受けた。
21時からだったコノ回は外国人客向けで全て英語。
ワタクシは英語もたいして分からないので、
中国語バージョンの回に出ても理解度は同じようなもんだったと思う。
ちなみに、こちらのパーティルームでも営業活動はお・盛・ん♡
「680元払えば、クルーズ期間中にパーティルームで飲み放題！」
(ちょっとおつまみもついちゃうぉ！)
※680元（＝約13,000円）はペア料金：2015年9月現在
んまーーーっ！
ワタクシ達は、プライベートデッキのあるスイートルームの客なのよっ！
こんな人がごちゃごちゃいるようなパーティルームになんて
用はな・い・の・よっ！ヾ( ￣▽)ゞオホホホホホ
…….と言いたいところだが。
実際の所は不相応にもスイートにアップグレードしちゃって
お金はあまり余裕ないしｗ、ビールを既にしこたま買い込んじゃったしｗ
スパークリングワインまで飲み放題っていうのはヒジョーに魅力的だったのだが、
泣く泣く（表面上は笑顔で）お断りした。
実質、丸3日を船の上で過ごすのだから、1人あたり6,500円で飲み放題っていうのは
かなりお得なんだケドなー。
※実際はそんなに飲んだくれてる時間がなかったので結果はお断りして正解だったと思うが。
このクルージング、基本料金こそ1,800元(2015年9月末現在)だが
オプションでどんどん、どんどんお金を使わせるように出来ている。
外国人ってだけでプラス500元。
部屋をワンフロア上にするだけで一部屋プラス500元。
食事をプライベート席にするのにプラス400元。
パーティルームでの飲み放題に1人340元。
外国人だからプラス料金というのは後々納得できたことだし、
不可抗力なのでまぁ置いておくとしても、
その他もまた、魅力的で且つ絶妙な価格設定なのがニクいっ！
そんなお得なら払っちゃおうかな❤っていう高過ぎない価格なのだ。
くーっ！ニクいニクいニクいっ！
心を強く持たないと気がつくと散財していることになる。
ってことで、わざわざ聞く必要があったのかよく分からない
オリエンテーションを終え部屋に戻った。
改めて素敵なスイートルームに酔いしれながら、
早速缶ビール片手にプライベートデッキへ〜と浮かれていたワタクシの耳に
愉快な仲間の悲鳴が飛び込んで来た。
「ぎゃあああっ！！ゴキよ！ゴキがいるっ！」
ええええええええええっ！
スイートルームなのにゴキ●リってマジ？？
↑ スイートルームを常に強調したくなるお年頃デス❤
スイートルームなのにゴキ●リってマジ？？
↑ 大事なことなので2度言いマス！
愉快な仲間ちゃん曰く、デカイそうだ・・・((( ；ﾟДﾟ)))ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
何故、人間はあんな小さな黒い虫に悩まされなくてはならないのだろう。
愉快な仲間ちゃんはパニックを起こし、「もーコノ部屋やだ(泣)」とか言うし。
そこで、早速思いついたのが……。
アンちゃん❤（専用服務員さん）
↑ 専用服務員さんとか調子こいて書いてマスが、実際はどのお部屋でも服務員さんがついて
対応してくれるようになってマース。ただノーマルのお部屋の服務員さんは複数のお部屋を兼任されてるだけ
もう、これこそ出番でしょ！ってことで早速電話でアンちゃんを呼び出した。
初日のまだ出航もしていない夜10時くらいの時間に呼び出されたアンちゃんは
「何かご用でしょうか？」と、とっても不安そうな顔で現れた。
ご用も何も！緊急事態なのよ！！
・・・とコノ時点でワタクシは、ゴキ●リを表す中国語を知らなかったことに気付いた。
なので、とりあえず「虫が出た！」と言ってみた。
アンちゃんにソノ緊急性が全く伝わらなかった。
速攻でネットでゴキ●リの中国語を検索して、画面ごとガッと見せてみた。
・・・アンちゃんの顔が変わったｗ
ちびまる子ちゃんのアニメで顔に斜線が入るシーン、正にあんな感じで
顔が引きつったの(笑)
え？ゴキ……？今日虫除けスプレーしたんですケド？
虫除けスプレーしたんだろうが、事実、いるんだよっ！！
いや、ワタクシも上海で暮らし始めてからほとんどゴキちゃんを見たことがなかったので
中国ってゴキにも暮らしにくい環境なのかと勝手に思ってましたわｗ
そして、中国人もやっぱりゴキは嫌いなのねｗｗｗ
アンちゃん、めっちゃどんよりした顔をしてるから
誰か救援を呼ぶのかと思いきや、彼女は強かった！！！
ちびまるこ斜線顔のまま、「どこですか……？」と立ち向かって行く！
ブツブツと「虫除けしたんですー」とか言いながらも
ゴキに向かって立つアンちゃんの勇姿は、ワタクシはきっと忘れない！
どうやらカーテンの陰に隠れてしまったゴキ。
すぐに見つからないのは分かるが、ココで帰られては困る。
愉快な仲間ちゃんが「絶対にいるもんっ！」と涙目で訴えるので、
アンちゃんもまた涙目で探す・・・
ああ、スイートルームで良かった。
↑ スイートルームを常に強調したくなるお年頃デス❤
なんとなく、なんとなくだケド、
それなりのお値段払ってるんだからゴキ●リは退治してもらっていいよね？
っていう強気な気持ちでいられたもん。
ノーマルのお部屋だったらゴキ●リは我慢したかもしれないｗ
やはり、アンちゃんもイヤイヤながらも、スイートルーム専属っていう
自覚だけは失っていないらしくしぶとく探してくれて、
最終的にはがっつり叩き潰した後、ティッシュでくるんで,,,,,
しかも、ちゃーんと持ち出してくれた。
↑ なんとなく中国だと部屋のゴミ箱に捨てそうだなーと思ってたので、こんなことに感動ｗ
本当にありがたかったので、チップを渡そうとしたら
要りません！って言うの・・・アンちゃん。
アンちゃん(涙)
本当に本当にありがたいのです！とお伝えして、
（ぶっちゃけ小額だけど）チップを受け取ってもらった。
すごく恐縮しながらお部屋を去って行ったアンちゃんを見ながら
ワタクシは何故か、コノ旅はきっとものすごくいい旅になる！と思ったのであります。
早速ビールをあけ、お風呂を湧かす。
お湯がすんごい色っ！！！
まさか、長江の水をそのまま使ってるんじゃないわよね？？
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