秘境のホテル@香格里拉



5月4日 香格里拉

前回から続いております。

思いがけず好青年な筧利夫・・・改め小马(シャオマー)と出会い、
順調にホテルにたどり着いた。

香格里拉仁安悦榕庄(香格里拉Banyan Tree Ringha)

Ringha(リンガー)はこのホテルが位置する土地のお名前。

Banyan Treeという高級リゾートホテルが、
前回書いたように、市街地を抜けたのち、農道を走り抜け、
牦牛(ヤク)と並走しながら進んだ場所にひっそりとたたずんでいるのでゴザイマス。

香格里拉に来る前に2日過ごした丽江(麗江)で、ケチケチしていたのは
このホテルが待っていたからだ。

丽江の客桟に比べマスとそりゃ〜お高い。
そして、市街地からも離れているので不便・・・

それでもワタクシはココに泊まってみたかったの

幸いなことに時期としては日本のGWも終盤だし、
中国の労働節も終わっている時期、そして・・・
欧米人は中途半端な時期にわざわざ寒いところに来ないので
どちらかと言えばオフシーズン。
清水の舞台は必要ないかな〜程度の料金で宿泊することが出来たのでゴザイマス。

小马の車で到着すると、すぐにフロントの方が走り寄ってきてくださいマス。
そして、歓迎のレイを首に掛けて下さる…...笑顔で。

そのままフロントへ。

一見、質素に見えるコチラがフロント棟。
チベット式建築物で、このホテルの建物の大部分が、
古いチベット建築を解体して運んで来たものなのだそうだ。

赤が印象的なフロント。
さすがにBanyan Treeともなると英語で対応してくださるので
ワタクシのヘタクソな中国語よりは愉快な仲間ちゃんお得意の英語で
諸々進めていただく方がいいので・・・

ワタクシはその間に




なんと!




上海では絶対に出会えない仔とのご対面を果たしておりマシタ♪







チベタンマスティフーーーーーっ(ノ´▽`)ノオオオオッ♪



まだお子ちゃまだケドね。



まさに名前の通りチベット原産種の超大型犬で、成犬になると

↑ 大変なことになりマス・・・(笑)
※上海ではチベタンマスティフをはじめとしたマスティフ系の飼育は禁じられてマス

成犬は体重が平均で64kg〜82kg、100kgに達することもあるとかっƪ(•̃͡ε•̃͡)∫ʃ

飼い主以外には獰猛で、(写真からしてそうよねw)飼育が難しいそうな。
とはいえ、稀少なので中国の富裕層の間で人気があり、
最高で1000万元(=約2億円)の高値で取引されたこともあるそうでゴザイマス。
(・・・どう考えてもマ●ィア系の方よね,,,,,そういうのを買うのって(((( ;゚Д゚))))

そういえば、丽江から香格里拉までのバスの途中、香格里拉に入った頃からだろうか?
チベタンマスティフ見学できます!という看板をいくつも見かけた。
かなり興味津々だったケド、バスを途中下車するわけにもいかず、
こちらのホテルでお会いできたのは本当に嬉しいこと

1歳にもなっていないまだまだ子供なのに、
足の太さがすでに華奢な女性の手首くらいあるからね!!!

ぎゃんぎゃん吠えるわ、警戒する眼差しは子供ながら殺気をおびてるわで
まだ小さい体なのにさすがに血統には逆らえない凄まじいオーラを放っててデスね……。
いくらワンちゃん大好きなワタクシでも(lll゚ω`)乂. ムリッ!!

チベタンマスティフ君をあやしているのは欧米人の男性で、
てっきり専属で雇われたプロのブリーダーさんなのかと思いきや、
Banyan Treeの社員の方でゴザイマシタ!

しかも普段は丽江のBanyan Treeで勤務しているそうで、
時々コチラ香格里拉にやってくるそうな。

じゃれつく姿を見る限りは、うちの羅輝男と同じワンコちゃんよね♪と思うケド・・・
既に柴犬の成犬を太らせたくらいの体格なので、貫禄がすごいw

口を押さえてるから触っていいよ!とおっしゃってくださった。
「え?別に触りたくないんデスが?」と思ったケド、
日本や上海でお目にかかることはないだろうし、
子犬とはいえチベタンマスティフに触れるなんて機会は
二度とないだろうと思って触らせてもらった。

いやはや、日本人でチベタンマスティフに触ったことがある人って
人口の1%にも満たないだろう・・・

貴重だわんっ✨ฅ(^ω^ฅ) ニャ〜(←え?ココで何故ネコw?)

ホテル近くのチベット民族の方から正統なチベタンマスティフを
非常に安価でゆずってもらえた、とおっしゃってた。

まぁ安価って言っても・・・そもそもが家が買えるような価格で取引されてるわけで。
きっと車が買えるくらいの価格ではあったのでしょうねーーー。恐るべし!!

スタッフ全員と触れ合って匂いを覚えさせているそうで、
今の所みんな仲良しなのだそうだが・・・
いずれ檻の中になるんだろうな。
ワンコ大好きなワタクシでも、成犬を目の当たりにしたらチビると思うもんw
人間より重くなるのに、のどかにお散歩とか出来るのかなぁ?
・・・考えると勝手に不安になるケド、今の所は子犬で可愛いのでゴザイマス。


あーーーーーΣ(・o・;) !


つい、チベタンマスティフの話題が長くなってしまった。

話を戻して、いよいよお部屋でゴザイマス。

コチラが、我々が宿泊するコテージのようなお部屋。

普通のおウチのように門があり、表札にはチベット族の方のお名前が。


ルームキーに、マニコロマニ車)のキーホルダーがついてるのが、またステキ✨

上でも書いたように、このホテルの建物は全てチベット建築を移築したものなので、
各部屋は、以前その建物に住んでらしたチベット族の方のお名前を冠しているそうなのデス。

2階建てでございまして・・・
まずは2階から見ていくことに。

細部にまでこだわったチベット式!

忠実なチベットらしさと、Banyan Treeのセンスの良さがあいまって
おうちで暮すような落ち着いた雰囲気と高級感を両方感じさせてくれるのデス。

気分は一気に、チベットの大富豪✨←・・・また単純なw

1階に降りれば、

広々とした、雰囲気があるステキなバスルーム

さらにはシャワールームやトイレ。

ドレッサールーム。

延べ175㎡!!!

うちの田舎にある実家より広いわw

ちなみにコチラのチベタンスイートが一番お安かったのデスが。。。
当時のレートで日本円で1泊26,600円、1人当たり13,300円でゴザイマシタ。

ね?意外とお高くないでしょっヽ(•̀ω•́ )ゝ✧

ま、コノ175㎡で一番狭いってのがスゴいわけでw

お部屋には酸素ボンベが置いてある。
高山病にならないようにとの配慮で、さすがに気が利いてマスー

コチラ香格里拉の標高は、以前も書いたように3,200m越え!
ワタクシ達は、標高2,400mの丽江で2日間体を慣らしてきたので
特に問題はなかったケド、やっぱり・・・基本的に酸素が薄い感じはする。

2階のテラスから外を眺めれば、民族衣装をまとったチベット族の方々が
普通に歩いている光景に出会える。

前も書いたケド、ファッション民族衣装ではない。ガチの日常服。

透き通るような海も咲き誇る花もないが、少数民族の方々が暮す里の中にあるリゾート。
これぞ究極のリゾートなのかもしれない。

街中までは遠く、タクシーを呼ぶのは面倒なので
コノ近辺を散策してみることにした。

ホテルの方から勧められたレンタサイクル(無料)で近場を巡ってみようかな。

近くに川があり、そのほとりに牦牛(ヤク)が放牧されている。
自転車で10分程度だというので、ソコを目指すことにした。


↑ お部屋にはチベット民族式のコートが用意されてるの

夕方ともなると早くも冷え始めるので、コレをお借りして、
意気揚々と自転車にまたがり、いざ牦牛(ヤク)の元へ!!!



・・・と思ったところで、雨がぽつりぽつりと降り始めた。

さすが、標高3200mは天候が安定しない。

実は、コノ日の香格里拉は、前日まで雨の予報だったのだ。
ソレがここまで降らなかったのは、

やはり、太陽神である愉快な仲間ちゃんのおかげっ(๑•̀ㅂ•́)و✧

そんな太陽神でも力及ばぬこともあるわけデスわ。

夕食はホテルのレストランを予約していたので、
街に繰り出すほどの時間もなく、散策は諦めてお部屋に戻ったのでゴザイマス。

・・・つづく


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