シャオマーとの出会い、そしてホテルへ・・・



5月4日 香格里拉

前回から続いております。

香格里拉に到着してホテルまでタクシーを使おうと思ったら、
運転手さんとの値段交渉が決裂したことは前回書いた通り。

困っていたら、運転手さんが窓を開けて叫んだ。

「シャオマー!!#%&%'+`**+|#$&%'」

後半は何言ってたかよく分からないがw
その声に反応して走り寄ってきた男性がいた。





え?





か・・・





筧利夫ーーーーーっ???




いやまぁ、ビックリするくらい筧利夫さんソックリな男性がソコに現れ、
我々が最初に交渉していたタクシーの運転手さんから
「コノ人達が◯◯ホテルまで120元で行きたいんだってよ!」
とかなんとか話し始めてる。

そして、あっさり筧利夫が了承してくれて
一旦トランクに詰め込んだスーツケースをおろして、
筧利夫に着いていくことになった。

少し歩いて駐車場に停めてある筧利夫の車を見たら・・・

タクシーじゃないっヾ(;゚□゚)ノギャアアー!!!!

タクシー仕様ではない普通のミニバンがソコにあって、
愉快な仲間ちゃんとワタクシの間に緊張が走った。

「コレ、白タク系?ヤバい?ねぇどうする?」
「つか、もう荷物積んじゃってるんだケド??まずくない?」

筧利夫から邪悪なものは全く感じないのだが、
そんな雰囲気までコントロールできるのが一流のボッタクリ野郎なのかもしれない。

愉快な仲間ちゃんは中国語に自信がないせいか早くも諦めている。
「ボラレてもさ、丽江からここまでタクシーで来たと思えば安い程度でしょ?」

なんだかワタクシが安い方安い方へと導いたのが悪いみたいなおっしゃり方ですわね💢

が、よく見れば筧利夫の車・・・日本車なのね。

単純なワタクシは、悪い人じゃないだろうと信じることにした。
地図を見せてココのホテルだよ?120元だよ!120元だよ!120元だよ!!!
と念を押したら、「さっき聞いたから知ってるよ。道も分かるから大丈夫〜」と
なんだかのほほんとしている筧利夫

そのまま車は動き出した。
どこから来たの?へー日本人なの?OK!OK!(笑)
何がOKなんだか分からないが、ノリが良さそうだ。

しかも恐らく普段は藏语(チベット語)を使っているのか、
普通话があまり早くないのね。
もしかしたら、のどかな地帯だから都会よりペースがゆっくりなだけかもしれないケド。
だから、筧利夫の話は聞き取りやすいし、我々の話すペースでも違和感ない。

そして、車の運転も非常にスロー・・・。
しょっちゅう知り合いらしき人を見つけては停車して
「おー!」とか言ってしゃべり出す。

ソレが藏语(チベット語)らしきものなので一言一句聞き取れないから
超不安になるのよ・・・。
車に寄ってきた知り合いが後部座席の我々を見てニヤニヤしたりするしさ。

そんな知り合いとの出会いを何度か見せられて、やっとマトモに走り出した。
愉快な仲間ちゃんはスマホGPSを使って、現在地と目的のホテルまでの位置を
確認してくれている。方向は間違っていないらしい。

上海に比べると車も少ないし、片側一車線が多いし、
ショッピングセンターも中規模のもの1軒しか見当たらない。
飲食店も個人営業の店がチラホラあるだけ。

とにかく目立つのは土建屋さんや資材屋さん。
どうやら、香格里拉は建築ラッシュらしい。

20分ほどで市街地を抜けて、目的のホテルの看板をやっと初めて目にした時は、

筧利夫ーーーーーっ!あなたいい人だったのねーーーっ😍

と、ホッとした。




↑ ぽつんと佇むホテルの看板・・・



・・・が。



それまでの舗装道路から一変、センターラインもないような道へと突き進んでいく。
ホテルの看板はちゃんと見たし、看板通りに進んでいるんだケド、
周辺はどう見ても山で、ホテルがありそうに思えないのだ。

そのうち、どんどん道がせまくなり、

とうとう、牦牛(ヤク)が歩く農道に入った!!!

すれ違う人は、

がっつりチベットの民族衣装をお召し!
コレ、観光客向けのファッションじゃなくガチだからね、ガチの普段着!

そうこうしているうちに、
道沿いにある民族衣装を着た女性達がたくさんいる家の前で何故か車を停めた。

そこでまた、何やら話し始める。
勿論チベット語と思しきもので、内容はさっぱり聞き取れないが。

ワタクシ、てっきり道に迷ったんだと思ったわ。
だって、今回我々が向かっているのは某外資系のホテルなわけで、
こんなヤクと並走するような農道の先にステキな外資系ホテルってのは考えにくいっしょw

再びゴキゲンで走り始めた筧利夫に「あのー大丈夫?」とか聞いてみると、
「あ?ああ〜、今の家ね、僕のおじさんの家♪」だってぉ!

そして、「ホテルもうすぐだよ♪」なんて言うが、
ワタクシの目には想像しているようなものは何一つ見えて来ない。
もしやチベット族ってアフリカ原住民ばりに視力が4.0とかあるのか?

そのうち、筧利夫
「明日どうするの?」なんて聞いて来た。
特に決めてない。
勿論観光はするけれど、ホテルの人と相談しようと思ってたから
コノ時点ではノープランだった。

すると、名刺を出して来た。

小马!!!ホントにシャオマーだわw

なーんだ、包车(チャーター車)の運転手なのね。
だから、普通車なんだ。

そうと分かると色々合点が行く。

街中で知り合いとニヤニヤしていたのも、
「コレで明日の仕事もゲットできるかもしれないぜ!」
的なことだったのだろうし、
おじさんの家に寄って話していたのも、我々を既にコノ翌日の客に決めていて
ホテルに近いおじさんの家に泊めてもらう相談でもしてたんだろう。

1日車をチャーターした場合の値段を聞いたら、300元だそうだ。

うむ、悪くないかもね。
ってことで、ちょっと考えて改めて連絡すると伝え、
コチラの電話番号も教えた。

それにしても・・・こんなにボッコボコの農道の先にホントにあったのよ!


目的のホテルがぁっ

ん?ホントにホントにホテルだぉ?

そして、筧利夫ったら、ここまでの料金120元のはずだったのに・・・









100元でいいよ♪だってぉーっヾ(◉ฺ∀◉ฺ。ฺ)ノ   









ボラれるどころか、お安くなるってどゆことーっლ(⁰⊖⁰ლ)!!


筧利夫いや小马、あんたはホンマにええオトコやっ!!

・・・つづく

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