長距離バスとニーハオトイレ、そして次なる少数民族の地へ

5月4日 丽江→?

前回から続いております。

丽江客运站で長距離バスのチケットを購入いたしマス。

行き先・・・



ソレは!




香格里拉(‥ºั⌔ºั‥ )




シャング・リ・ラでゴザイマス

ココ丽江(麗江)から香格里拉までは
毎日7:30〜17:00の間で40分おきにバスが運行しているそうデス。

こんな中型バスで行く。
コノ前日に玉龙雪山へ行ったツアーバスの方が立派だったなぁって感じ。
乗客は観光というより、
商売で丽江と香格里拉を行き来しているような地元の方が多そうだったし。

コチラで1人62元、香格里拉まで4時間のバスの旅〜(๑•̀ㅂ•́)و✧

のどかな景色が窓の外を流れていくので、意外と退屈しないかも。

途中で、休憩地点に停車した。

ココがまたニクいことに・・・

絶景ポイント✨前日行った玉龙雪山のほぼ全景を眺めることができるのだっ!

ま、トイレ休憩なわけだ。なんせ乗車4時間だからね。
この後どういうタイミングで休憩が入るのか分からないので
一応トイレ行っておくことにしたのだが・・・。
(結果的には休憩はコノ1回のみだったのでトイレに行っておいて正解ではあった)






コ・レ・が(笑)







本場のニーハオトイレでゴザイマシタわw





もうね、前日の玉龙雪山行きのツアーで寄ったトイレなんて充分近代的だったんだわ〜。





以下、またトイレの話題なのでご注意くださいませ。


えーと、側溝のような一本川を1人用ずつに区切ってあるのは、
玉龙雪山行きのツアーで寄ったトイレと同様なのだが、

扉ナシっヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
一応個空間としては仕切られているものの仕切りの高さは腰以下っヽ(•̀ω•́ )ゝ✧
要するにしゃがみこめば互いに見えなくなるが、立ち上がると見えるわけだ!

ワタクシが入った後に別の方がやってきたのだが、
何故か、ワタクシと向かいあう形でズボンを脱ぎ始める・・・

み、見えマスよー。見ないケド。っていうか見せんなよっ💢

ふぅ・・・。紙?んなもんあるわけないわ。
扉すらないんだもん。

こうして、ワタクシの

ローカルトイレ耐性はまた一つレベルUP ◝( •௰• )◜ !

したのでゴザイマス。

・・・一皮むけて(?)再出発!

コノ後も絶景が続きマス。

写真では伝わりにくいのが非常に残念だ。

とにかくスケールがデカいのよ・・・全てが。

なので、日本でも見られそうな景色でありながら、
絶対に見られない迫力がソコにあるわけだ。

途中、虎跳峡の近くを通る。
※ 虎跳峡とは、金沙江沿いの峡谷で、
丽江側の玉龙雪山と香格里拉側の哈巴雪山の間を縫うように位置している。
観光スポットとなってるのは、特に川幅が狭くなっている上流の
勢い良く轟音を響かせる豪快な水流を眺められる箇所で、上の写真はかなり下流の方。
丽江から虎跳峡までバスで来る場合には、今回ワタクシ達が利用した香格里拉行きのバスで
途中下車後、更に現地でタクシーを調達する必要があるほど不便なので、
丽江から車をチャーターするか現地ツアーを利用する方が便利とのこと。

ワタクシ達もここに寄ってみたかったケド、半日仕事になるので諦めたクチだ。
とにかくデカイ中国だから、観光スポットが離れていたりして移動に時間がかかる。
マジでスケールが違う。

金沙江沿いを進んでしばらく過ぎると、今度は山を登り始めた。
おそらく哈巴雪山の一帯だと思うケド。。。

山羊が山肌沿いのわずかな草をはむ光景にわーきゃー言ってたのは我々だけだったw
やはり他の乗客の皆様は生活路線としてこのバスをご利用のようで・・・。
今更誰も景色など楽しんでいない。

さっきまで走ってた所があっという間に下に見えるようになってきて、
一気に登り始めたらしく、コノ辺りからワタクシ気分が悪くなって来た。

とうとう来たか?高山病・・・(;;゚;;ё;;゚;;)

頭痛と吐き気がする。
片手にミネラルウォーター、片手に酸素ボンベ、
そして、“いつでも来い!”と万が一用のビニール袋を用意して
ひたすらやり過ごした。
クネクネと山道を登っていくので、高山病なのか単純に車酔いなのかが分からない。

隣を見れば、愉快な仲間ちゃんは幸せそうに夢の中・・・
うう、ワタクシも眠れてしまえば楽だったのに。

なんとか持ちこたえて山を越えたら、

一気に景色が変わった!

一面、グレーと茶色の地味な世界・・・天候までがガラリと変わる。

そう、香格里拉に入ったのね(´▽`)♪

香格里拉は、丽江からさらに標高が上がって、なんと3276m!

ココの方々は常に富士山の8合目付近で生活をされているというわけだ。

ワタクシの本来の目的はココ香格里拉なわけだが、
最初に丽江に寄ったのは高地に対する耐性をつけるためだったのだ。

上海からは昆明を経由すれば飛行機で香格里拉にダイレクトインすることも可能なのだが、
いきなりソレをやると素人では高山病にやられてしまうというわけで
まずは、標高2,400mの丽江で体を慣らしてきたというわけ。

バスの中から見えるのはこんな景色ばかりで、丽江って
めっちゃ都会だったのね・・・( ᵌ ㅊ ᵌ ;)と不安になっちゃうくらい。

なんだか想像と違うのよね (゚ー゚;A

香格里拉・・・日本語読みならシャングリラ。

電気グルーブは関係ない。シャングリラって言ったら理想郷のことだ。
そして、ココ香格里拉はまさに、そこから命名された・・・いや勝手に名乗った地なのだ。

2001年12月17日にジェームズ・ヒルトンの小説『失われた地平線』の中で
描かれているユートピア(理想郷)シャングリラ (Shangri-La) を採用し
シャングリラ県に改名された。
2014年12月16日市制施行し、シャングリラ市(香格里拉市)となり現在に至る。
wikipediaより)

つまりは、ウチこそがシャングリラを地でいく理想郷じゃね?と
ソレを名乗ってるわけね。
ちなみに名乗っているのは地方政府であって、
今でも”中甸”という従来の名称が正式といえば正式らしい。
ま、日本の香川がうどん県を名乗ってるみたいなものを想像していただくといいのかも(笑)
↑ ちょっと違うかw?

ということで、ワタクシのイメージした理想郷のユートピア
光に満ちあふれ、緑豊かで小鳥が舞うのどかな光景だったのだが。

まぁのどかなことは間違いないが、景色はグレー・・・(´-ω-`)

そして、バスの中でも変化があった。

バスの中にテレビモニターがいくつかあって、
それまでは何の映像も流れていなかったというのに、
香格里拉に入った途端に急に何かの映像が流れ始めた。

どうもミュージックビデオみたいな感じで歌が始まったのだが、
ぶっちゃけかなり野暮ったい。

カラオケのように字幕が出ているのでボーッと眺めていたのだケド、

実は衝撃的な内容だったのっ!!!

何曲ものミュージックビデオが流れるのだケド、全ての曲の歌詞の内容が
要約すると

「美しい故郷を離れ 宮城へやってきました」
「ふるさとは美しい 宮城も美しい」
「なんと偉大な毛沢東様」
「我々 少数民族にも寛大であらせる毛沢東様」
「偉大なる我が祖国 中華人民共和国
※宮城=紫禁城デス、念のため

ああ、やはりココは中華人民共和国!!

香格里拉はあくまで中華人民共和国雲南省でありながら、
デチェン・チベット族自治州の中心というちょっと独自路線を行く地で
チベット自治区とも(コノ場合国境とは言えないのか?)接しているのでゴザイマス。

チベット族であっても中華人民共和国の人民であるという自覚を忘れるな的な啓蒙の歌に
聞こえて仕方がない。(いや、そんな深い意味はないかもしれないのだが)

とにもかくにも、アノ中国風演歌みたいな曲調で偉大なる祖国〜♪と
延々歌われ続けると、なんだかコチラまで洗脳されそうだw

こうして、ホントに4時間かかって香格里拉のバスターミナルに到着した。

・・・ホントに地味だ。
さすがにグレーな空模様なのは高地ゆえに天候が変わりやすいから仕方がないが
建物もいわゆるチャイナテイストとはやはり全く違って、なんだか質実剛健な感じ。

香格里拉を名乗ってから観光客が一気に増えて潤い出したと聞いたが、
バスで乗り合った方々がどうみても観光客じゃなかったせいもあってか
観光ウェルカムな雰囲気ゼロ!!


一応、現地観光ツアーの看板はあるケド・・・人がいない。

と思ったら、さすがにターミナルを抜けるとタクシーの客引きに一気に囲まれた。
まずはホテルに向かうのだが、移動は車しかない。
それでも白タクはいやよ!ということで、路上に出て通常タクシーを停めた。

しつこい客引きから逃げたかったので早々にスーツケースもトランクに詰めて
後部座席に乗り込んだのだが。。。

そうだ、値段交渉しないといけなかったわっ(☝ ՞ਊ ՞)☝

実はコノ日から宿泊するホテルに事前に連絡して、
バスターミナルからホテルまでのタクシー料金の相場を聞いておいたの。
相場を知らないと交渉しようがないもんね。

ホテルの方からは120元〜150元だと聞いていた。
実際、コノ運転手さんは150元だという。

まずは100元から交渉して、最終的にはせめて120元でお願いと拝み倒したが、
絶対に譲ってくれなかった。
全部は聞き取れないケド、とにかく面倒な場所にあるから
150元じゃないとイヤなんだそうだ。

女性の運転手さんで別にガラが悪いわけでもなく、
中国では珍しく白手袋なんてしてるし……。
なんとなく、なんとなくだけど悪意があるようにも見えず。

「どうしても120元で行きたいなら降りて他を探したら?」
とか言って来ちゃうし、愉快な仲間ちゃんと悩んでいたら
その運転手さんが窓を開けて誰かを呼んだ。

______そしてワタクシが”彼”と出会うことになるのだった......え?

・・・つづく

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