いざ!玉龙雪山・・・トイレパニックもね(笑)

5月3日 丽江

前回から続いております。

いよいよ、丽江滞在中のハイライト、玉龙雪山に向かう直前・・・
参加していたツアーの集合地点近くのトイレに向かったワタクシ達。

我々が参加したツアーはワタクシ達以外は皆サマ中国人の方々だったので
ガイドさんに余計な外国人である我々に心配をかけさせて
全体の足を引っ張ったりしないようにと時間には多少の余裕を持っていたのだが、

なんせ、ココは中国でゴザイマスw

いきなり予定が前倒しになることだってあるでしょう。
置いていかれたりしないように愉快な仲間ちゃんと交代で
一方が集合場所に残り、一方がトイレに行く形を取り、ワタクシが後攻だった。

・・・ていうか、いきなりトイレの話ですいませんー(○´―`)ゞ
念のために申し上げると、

コノ甘海子のビジターセンターのトイレはノーマルです♪

なので、安心して個室に入り、鍵を閉めたのだが・・・

カラーンという金属音と共に何かがトイレの個室内に転がった。

え?と思ったら、ドアノブの部品が一部取れて床に落ちてるの。

まぁでもね、

なんせ、ココは中国でゴザイマスw

こういうことはしょっちゅうあるのね。

なので、何も気にせずトイレを済ませてドアを開けようとしたら・・・











ドアが開かないっ!!ズガビ━━Σ(ll゚艸゚ll)━━━ン!!







ギャー!!!

集合時間が迫ってるのになんてこと!!

もしかすると、さっき落ちた部品のせい???(←いや、間違いないだろw)

うむ。トイレの床に落ちた部品を拾うっていうのはかなりキチャナく感じる。
が、時間が迫っているから仕方がない。背に腹は代えられないのだ。

金属製の部品を拾って、本来ココだったかな?と思われる場所にあてがって
ドアを開けようと試みてみた。






がっ!



・・・開かないっ(;;゚;;ё;;゚;;)






なんなの?コレ???


すぐさま愉快な仲間ちゃんに電話をかけ、
「トイレのドアが開かないから、ガイドさんに言ってー!」と
がなりつつ、なりふりかまわずドアをガチャガチャしながら押しまくる。


電話の向こうではワタクシよりも中国語が出来ない愉快な仲間ちゃんが
「え?ガイドさんになんて言えばいいの〜?え〜ソッチ行こうかー?」なんて
ノンキなことを言っている。

いやいや、コッチに来てもらってる間にツアーに置いてかれたら困るやんけ!!
ガイドさんを捕まえてよーーーーーっ(;´༎ຶД༎ຶ`)

と思いながら、ワタクシの脳裏に蘇るはハリウッドドラマや映画の光景。


FBIモノとかでよく見かける、蹴ったらドアが開くシーンw

・・・ええ、最後はもう足でガンガンに蹴りましたよ・・・₍˄·͈༝·͈˄₎ฅ˒˒ニャー

そうしたら、清掃のおばちゃんが気付いてくれてドアの外で何か言ってくれてる。

こちらは余裕がないのでAndy先生に教わった中国語フル動員で
おばちゃんに喫緊の問題を伝えようと試みてみた。


「不开门」

不能开门」

「开不得」

「开不了」

「开不到」


ワタクシ、伊達に食い倒れてるただのデブ( ´(00)`)じゃない自覚がゴザイマして、
結構パワーがあるの。その渾身の力をこめてドアにアタックしているのに開かないので
パニックになって、思いつく限りの”ドアが開かない”にまつわる中国語を叫ぶっ!

もうね、ドアが開かない五段活用ですわw
意味など考えていられないwどれかが通じればいい!それだけの気持ちだ。

ドアの外からは掃除のおばちゃんが何か叫んでいて、
スマホの向こうでは愉快な仲間ちゃんがオロオロしている。




・・・その間、どれくらいだったのだろうか。

5分間くらいだった気もするし、1分程度だった気もする。

何かの拍子で、ワタクシが思い切り蹴飛ばした勢いでか、

ドアが開いてくれたっ☭(;´༎ຶД༎ຶ`)☭

一瞬、ドアの外にいた掃除のおばちゃんに抱きつかんばかりの感動を覚えたが
よく考えたら、おばちゃんには何も助けられていない。

気を取り直して、何事もなかったかのように集合場所へと戻った。
一応付け加えますが、ドアは壊してませんw

あやうく、トイレで半生を過ごすことになるところであった___。

(ヾノ・∀・`)ナイナイ

こうして、シラッと・・・いざ玉龙雪山!!


ちなみに皆さんがお召しの赤い服は貸し出しの防寒着なのだが・・・
甘海子くらいの標高だと長袖カットソー1枚で大丈夫なくらい暖かいので
正直なところ、まだ着る必要はないと思われる……。(5月初旬の場合)

最初は延々と続く行列に並んでいたのだケド、やはりソコはツアーの強み(?)
ガイドさんの案内で一気にワープして行列の先頭へ!
こうして、再びバスに乗り、

ロープウェー乗り場へ到着〜✨

ここからロープウェーで玉龙雪山へ登っていくことが出来るのだが、

コノ乗り場の時点で・・・

すでに標高3,356m・・・富士山の8合目くらい?

ロープウェーの順番を待つ間に、ガイドさんが改めて注意事項を連呼する。

・高山病になるおそれがあるので酸素ボンベでこまめに酸素を補給すること
・水分をこまめに補給すること
・気持ちが悪くなったら無理して先に進まずに戻ってくること

ガイドさんはロープウェーには乗らず、麓で待っているらしい。
下山のロープウェーを◯時までに乗るように言われ、いよいよ未知の世界へ。

下界がどんどん遠ざかる。
普通ならガスであまりよく見えないだろうに……、恐るべし太陽神のパワーよ。

ロープウェーの終点に近づく頃には5月初めだというのに雪が見え始める・・・

ここがロープウェーを降りた地点、標高4,506m。
一気に富士山を追い越した!!!

二十歳前後の頃、富士山に登った経験があるが、

もう2度と登らねーっ∩(;; ;°;ਊ°;)∩と固く心に誓ったくらいキツかった。

そんな富士山の3,776mをあっさりロープウェーで超えてしまったのだからスゴい。
コノような厳しい地形にロープウェーをこしらえてしまう中国人・・・

やっぱり中国はスケールが違う!!・・・いやマジでね。皮肉じゃないのよ?

さすがに世界遺産に登録されているわけで、
中華人民共和国の威信をかけて自然を守り、観光客を迎えている。
ロープウェーは安全運行で、安全第一過ぎて途中でしょっちゅう停止するのだが、
コレが結構・・・怖いw

何が原因で停止しているか分からないが、停止している間は
ゆらゆらしてしているので、風が強いんだろうなぁなんて想像する。
ロープウェーの中でゆらゆらしながら壮大過ぎる景色を眺めて自分を慰め続けることになる。

それだけに、ロープウェーを降りて、地に足をつけて下界を眺めた時は
えもいわれぬ感慨が訪れたものだ。

とはいえ、ツアーなので下山するまでの時間には限りがあり、
あまりココで時間を使ってはいられない。

ここから更に上に、以降は自力で登るのだ!

整備された歩道に沿っていけばいいというのが幸いだが・・・
コノ標高だと、さすがに涼しくなるケド、登っている間にかなり暑くなってくるので
やっぱり防寒着はいらないような気がする。(あくまで5月初旬の場合)



いやはや、やはりデブには、キツい(ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)


なんせ、いきなり富士山より高い所に放り込まれたわけで、
愉快な仲間ちゃんとちょっと話しただけで息がハァハァしてしまうの。

実はワタクシ・・・

飲む酸素(日本で買って来た♪)なるものを旅の数日前から摂取していたので
結構自信満々だったのだケド、


苦しいっ( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )!!

それでも休みを取りつつ、酸素ボンベの助けを借りながら進んでいく。


思わず立ち止まって眺めてしまう、美しい隣の峰

何度も言うようだが、“太陽神”たる愉快な仲間ちゃんのおかげで
おそらくなかなか見ることが出来ないくらい完璧に美しい玉龙雪山を堪能できた。

が、太陽神本人はかなりバテバテ・・・。
ツアー参加者に与えられた1人1本の酸素ボンベを早々に使い切ってる。
我々は自前で購入した予備のボンベを持っていたのでソレを使ってもらったが、
苦しいながらも、ワタクシの方が元気だった

ようやくあともう少し・・・という所まで来ると、最後の関門が待ち受ける。






コロす気かw!!!と思えるほど急な階段。


普段なら何でもないこれしきの階段が、
薄い酸素とココまでの疲労のせいなのか、一気に登り切ることができない。
コノ階段を2回くらい休みながら登った先には……


標高4680mの展望台が待っていた٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

ロープウェーを降りたところから20〜30分かけて登って来たのに、
標高差にすると174m程度なのね・・・。


右側でぐったりしているのがワタクシw 途中から防寒着は脱いでた!

実際、自分の足を使ったのは標高差174mだけだというのに、ものすごい達成感✨

それでも、自然を前に人間は無力である、と感じさせられるのが、
コノ写真の4,680mと刻まれた石碑の“奥に見える峰”こそが、

玉龙雪山の最高峰であるということ。


↑ 玉龙雪山の最高峰、扇子陡

その最高峰、扇子陡の標高はなんと、5,596m(ી(΄◞ิ౪◟ิ‵)ʃ)

・・・ちなみに前人未到だそうデス。

4,680m地点ですら、会話する中でハァハァいってるのに(決して変態ではない)
さらに1,000m近く上がるなんて、ムリ過ぎる。
足先まで酸素が行き届かないのか、意志に背いて力が全く入らないんだもん。

もう、チョモランマ登山がいかに恐ろしい世界なのか、
分からないケド分かったような気がする。

ただ、ワタクシ・・・愉快な仲間ちゃんよりは元気だったの♪

恐らく、毎日マスクをして羅輝男のお散歩をしていたおかげなんじゃないかと。
マスクって意外と息苦しいから、ちょっと低酸素状態に慣れていたんだと思う。


羅輝男、近影
きゃわわー(●´∀`)ノ゚

おかげで、ワタクシは酸素ボンベ半分くらいで登ることが出来た。
※愉快な仲間ちゃんは最終的に1本半くらい使ってたw

下りも意外とキツかったケド、立ち止まっては美しい景色を眺め
自分を奮い立たせて降りた。

登っている時(たかだか標高差174m分しかのぼってないケドw)
余裕がなさすぎてスルーしたのだケド、

観光客向けに

 
ワシと写真が撮れたり、民族衣装の女性の写真が撮れたり・・・なんてこともやってる。

ま、当然有料だと思うので眺めるだけだケド。

帰りのバスは、充実感と寝不足があいまって・・・よく眠れたぉ

・・・つづく

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