同じ銀メダルなのに

やっと今年1月のことを書き始めた、時代遅れなこのブログですが、
今日はナウなこと書いちゃうよっ!

と言っても、先週のことだケドw

先週3月28日、フィギュアスケート世界選手権男子フリーを
会場で観戦して参りました!!!

ご周知の通り、

優勝はフェルナンデス選手!


我らが日本代表では、羽生選手が銀メダルとなりました……。

そして、女子も宮原知子選手が銀メダルという、日本人選手が男女共に銀メダル☆
という充分にスバラシイ結果となったわけデス。




が・・・。




女子の宮原選手に対しては

「快挙の銀メダル!」という反応であるのに対して、

男子の羽生選手に対しては

「金メダルを逃して、負けた!」という論調のマスコミ・・・


何なんですかね?


確かに分かるっちゃ分かる。

シニアに上がって初の世界選手権で見事銀メダルを獲得した宮原選手と
五輪王者で昨年の世界選手権も制している羽生選手とでは期待値は異なるでしょう。

かくいうワタクシも、男子フリーのチケットだけ取っていたわけで
そこに羽生選手の優勝する姿を見たいという気持ちがあったのは間違いないのだ。

それにしても、世界選手権のチケット争奪戦ってものすごかった!(☝ ՞ਊ ՞)☝

昨年のグランプリシリーズ中国杯を観戦して以降、
すっかり羽生選手に肩入れしてしまったワタクシ・・・

世界選手権が上海の同じ会場で行われるというこの機会に
もし羽生選手が代表として出場するなら是非ファントムの完成系を見たいと思っていた。

なので、日本代表がどなたになるのか見極めてからチケット取ればいいや〜なんて
思っていたら、全日本選手権の結果を受け、代表3選手が決まった頃には・・・

既に世界選手権の男子フリーのチケットは品薄状態!!!

ワタクシは、別にフィギュアスケートオタクというレベルではないので、
知らなかったのだが、
世界選手権のチケットは昨年の11月末から既に売り出されていたらしい。
そりゃ、12月末の時点では良席なんか残っちゃいないわなw

それでもなんとか、中国人のハニュオタちゃんの大活躍で
キャンセルチケットをGETしてくれて、A席で観戦することが出来た。

当日会場で同じA席の前列に座っていた女性3人組がいた。
香港から観戦に来たフィギュアスケートオタクらしく。。。
彼女達曰く、

「S席は、ANAが日本からの観戦ツアー用に確保していたから
 発売日すぐでも取れなかったんですよっ٩(`ω´٩ꐦ)!!!」

とのことだった。

実際、GPFの中国杯どころじゃないレベルで日本人ファンだらけ。

会場内は中国人:日本人=5:5って感じかな?
ソコに欧米とか他国のファンが少し足されている感じで、
日本人選手にとっては、ホームで滑るくらいのプレッシャーがあったのかもしれない。

そんな中・・・更に、ショートプログラムの結果から
日本男子は、来年の出場枠「3」を確保するために
小塚選手、無良選手はフリーで大幅に挽回しなければならず、
羽生選手も順位をできれば落としたくないという状況・・・

そのような切羽詰まった中で滑走した、日本男子3選手は素晴らしかったと思うのです。
勿論、女子に至っては一気に世代交代が進んだのでもっとプレッシャーがあったと思うケド

第一組に登場した小塚選手と無良選手は、直前の6分間練習を見ていると
同じ組の他の選手と明らかに違ってレベルが高いので、
「ああ、本来はコノ組にいるべき選手ではないのに・・・」と悲しくなったもんデス。

初めて生で見た小塚選手の演技は、本当に美しくて……。
ミスはあったケド、まるで時が止まったかのように魅せてくれました。

そして、無良選手。
もっと点数が出てもいいのに!と思ったケド、
エッジエラーを取られたんデスね……。
ジャンプの種類見分けられないので、よく分からなかったけど、
あのプレッシャーの中でよく踏ん張ったなぁと思ったのに残念でなりません。

小塚選手の点数が第一滑走のわりには結構な高得点で、
最終滑走組が始まる前の時点では、もしかしたら日本男子3枠維持可能か?
っていう微妙なポジションにつけてたんデスよね。

あれがまた、羽生選手へのプレッシャーになったのではないか?と思う。

実際、終わってみれば・・・
羽生選手が優勝していれば、男子の来期3枠は維持できたわけで、
あの微妙なポジションに小塚選手が残っていたのは、
正直”得点が操作されていたんじゃないか?”って疑っちゃうレベルだ。

そこまでのプレッシャーと、まるでホームかのような
日本人&中国人の黄色い歓声を受けながら滑った羽生選手。

しかもグランプリシリーズ中国杯での衝突事故、手術、ねんざと
立て続いたアクシデントに見舞われ、充分に練習が出来ない中で
最後まで滑り切ったアノ勇姿に、素直におめでとうと言ってはいけないのだろうか?

現地で見ていた人達は、恐らくみんなフェルナンデス選手の優勝を
心から讃えて、羽生選手の銀メダルをホッとした思いで見ていたと思う。
※そしてワタクシが今回、演技を見てで唯一涙が出たのが銅メダルのデニス・テン選手でした・・・

終わってみれば、男子も女子も銀メダル。

スバラシイと思うのデス!!

勿論、誰より羽生選手本人が悔しいと思っているだろうことは
簡単に想像はつくのだケド、
ここで、「アクシデントを乗り越えて見事銀メダル!」と報道していたら・・・
もっと本人の肩の荷も降りたのではないかなとBBAは勝手に思う。

子供の頃見ていたフィギュアスケートは、
上位選手はもれなく欧米系ばかりだったのに、
今は日本を始めとしたアジア人が大活躍しているという信じられない時代になった。

それだけでスゴいことなんだから、
プレッシャー掛けすぎずに温かい声援だけ送ったらいいのにね……。
ソチ五輪の浅田真央選手のようなことを繰り返さないように、
自分を含めて応援する側も気をつけないといけないなと思った次第。

ということを書きたかっただけでこんなに長くなっちゃったぉ!
4月に国別対抗戦に出る日本選手代表の皆様には、無理はしない程度に頑張ってほしい・・・

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