ビール醸造所見学・・・もちろんビール付き♪

10月7日 ブリュッセル

絶品ハンバーガーを食して、お会計で泣いたw我々。

午後はワタクシの時間でゴザイマス♪

だって、コノ日10月7日は、ワタクシの30ウン回目のお誕生日だったんだもの。
午前中にルーベンスを堪能した仲間ちゃん、午後はワタクシの自由にさせてくれた。

ということで、ブリュッセル初のタクシーに乗って向かったのは

カンティヨン醸造(Brasserie CANTILLON)

せっかくのベルギーだから、修道院ビールの聖地に行きたかったのだケド
結構アクセスが大変なのもあって、さほどビールに興味がない仲間ちゃんに
付き合ってもらうのも気が引けるので、ブリュッセルで行き易いコチラに来てみたのだ。

だが、コノ通り・・・ドアが固く閉ざされていて特に案内もないので
「もしや今日はお休みなのかな?」とマゴマゴしていたら、
近くにいた女性が「見学に来たの?ドア開いてるわよ。」と教えてくれた。

で、中に入るとこんな感じ……。

醸造所というから大規模なものを想像するけれど、
こちらは古い製法を守る家族経営の小規模な醸造所らしく、
恐らく、観光収入も大きな資金源になっているのだと思う。

入ってすぐに受付がないし、誰も寄って来ないので、ずんずん中に進むと、

ビールや関連グッズが売られているカウンターがあって、どうやらココが受付らしい。
でも、カウンターの中の人がなかなか反応してくれないのw


コチラで醸造されているビール

シンプルで手作り感が伝わって来て、超ワクワクする♪

そのうち、スタッフの方が我々の存在に気づいてくれて、
やっと受付を済ませることができた。(見学料:7€)
しかも、「えーと、どこから来たのかしら?あ?日本?じゃあちょっと待っててね。」
と言われ、しばし待っていると、
A4サイズのコピー用紙に印刷された紙の束を渡してくれた。
「うちは日本語のパンフレットを作ってないから、これを見ながら見学してね。」
とのことで、恐らく元々のパンフレットの内容をワードで日本語訳したものを
たまに来る日本人観光客にプリントアウトして渡しているらしい。
そして・・・

コレがなんと日本の小西酒造さんが翻訳をしたものなの!!

日本でベルギービールを飲む方はよくご存知だと思う、小西酒造
ベルギービールの瓶の裏面を見れば、輸入元として小西酒造さんの名前が
書かれていることが非常に多い。

さすが、小西酒造さんやで〜(何故か関西弁w)

正直、カンティヨン醸造所って大手じゃないのに、
しっかりと日本に輸入しているのね、小西酒造さん。

やはり規模は大きくはないが、そのおかげで醸造行程を間近に見ることが出来る。
そして・・・

ビールの香りがムンムンするლ(´ڡ`ლ)

大規模な醸造所では、こうして身近に感じることはできないだろう。

天然酵母で自然発酵。きっとここに夢がいっぱい詰まっている。
醸造所の人達もどんなビールになるかワクワクして待つのだろうし、
ファンの方々も恐らく、ワインのように「今回の出来はどうだろう」と
期待して待っているんだろう。

ボトルの洗浄からボトリングまで、全て手作業!!

こうして、ボトリング後に更に3年寝かせたものが
ランビックビールと呼ばれるものになるそうだ。
天然酵母で自然発酵、さらに3年も寝かせて発酵させなければならないので
大手メーカーでは採算が合わず作らないらしい。

そして、最後にお待ちかねの試飲タイム♪
3種類の中から1人2杯ずつ飲むことができる。(見学料に含まれている)

一杯目はまず、2人ともランビックビールをチョイス。
とはいえ、通常3年寝かすランビックのまだ1年物らしい。
コレが、普段飲み慣れているビールは全く異質のものなのだ!

とにかく酸っぱいっ(☝ ՞ਊ ՞)☝、そして、ほのかに塩辛い!

その酸味たるや、思い出しながらコレを書いている今、
口の中にツバが溜まって来るほどに酸っぱかったのだw

普段飲み慣れているビールは苦味が強いタイプであっても
甘さが口に残るもんだケド、コレはそれがない。
そして、炭酸も非常に弱くて、香りもビールよりはウィスキーのようだ。

普段飲んでいるビールの概念を一気に覆す味わい!
あの、ジョッキでグビグビプハーなんてやる味ではない。
ウィスキーのロックをちびちびと嘗めるように飲む味だ。

2杯目、ワタクシはグーズビールをチョイス。
グーズビールとは、上のランビックビールの1年物から3年物までの
3種類をブレンドしたものをいう。(らしい)

先に飲んだ1年物のランビックに比べるとほんのわずかだが色味が違う。
飲んでみると、1年物のランビックよりはやや炭酸を感じられるが、
味は相変わらず酸っぱさが際立っていて、やはりグビグビとは飲めないw

コチラは仲間ちゃんが2杯目にチョイスしたクリーク。
2年物のランビックビールにチェリーを漬けて更に発酵させたモノらしい。

これもまたベルビュークリークのような甘みのあるフルーツビールとは
全く違う味で、元々のランビックの酸味に苦みが加わったような味で、
甘みは全く感じられないのだ!

コノ日の試飲はとにかく衝撃の連続だった。

一言で言ってしまうと、

ランビックビールは私の好きなビールの味ではない( ᵌ ㅊ ᵌ ) !

なのだが、チビチビ飲むうちに
「昔のビールってこんな味だったんだろうな〜、薬って言われてたのが分かるな……。」
となんだか妄想にふけってしまうのだ。
側にいる仲間ちゃんの存在も忘れて、ひたすら妄想にふけってしまったあの時間、
ワタクシの心は遠く中世のベルギーに飛んでいた。

日本から10数時間のベルギーに行ったつもりがはるか中世にまで飛んでしまった。

このビール、ヤバい。

味の好みうんぬんではない。
アルコール度数以上に酔わせてくれて、飛ばしてくれる魔力があるビールだ。

ちなみに、日本では375ml瓶で1,200円超えくらいのお値段で入手可能。
ワインやウィスキーがお好きな方の方がより楽しめるビールかもしれない。

是非、お試しあれ……。

・・・つづく


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