北京旅行 〜故宮編〜

1月24日

北京といえば・・・ということでこの日は故宮見物。

おなじみ、天安門故宮の入口。肖像は毛沢東

故宮すなわち紫禁城というと、私のイメージは西太后なんだが・・・
(「蒼穹の昴」の影響?)

西太后とまでは言わなくても、清朝とか明朝とかのイメージ。

でも、毛沢東・・・・確かに天安門って聞くだけで中国共産党が頭の中でものすごく主張する。

王朝の時代と共産党がなんだか頭の中で相容れず・・・だけど、歴史が凝縮されてる場所なのだ、
と改めて感じる場所。王朝時代が終わったのも、中華人民共和国が始まったのもココなんだね。

考えてみれば、日本の皇居もかつての江戸城の跡。幕府将軍から朝廷・・・
こっちの方が不思議だ。江戸城が残っていたらなぁ・・・歴史的に素晴しかったな。


さて、やたらと持ち物検査をされながら天安門をくぐり、故宮見物のチケットを買おうとした
ところ、間違って天安門参観のチケットを買ってしまった・・・;
どうりで15元なんて安いと思ったのよねぇ。
しかも荷物は預ける、身体検査(空港のチェックみたいなの)もある・・で時間が取られる。

天安門の楼内。
勿論、修繕していると思うけど天井の造作が素晴しかった。
(財布とかカメラは持ち込めます。)


いよいよ故宮。確か30元だか40元の参観料。「ワタシ、ニホンゴノガイドシマスアルよ〜」
みたいな人たちが寄って来るけど、「結構です。」と断りながら進む。

どこでも商魂逞しいアルよ・・・

ヘッドホンの音声ガイドで日本語版もあるので、そちらの方が確実だと思われ。
私たちは(後に後悔するんだけど・・・)ガイドなしで突き進む!

ガイドなしで後悔したのは、それぞれの建物が何なのかよく分からなかった事。(涙)
中国語と英語の説明文は書いてあるものの、両方ともそれほど達者ではないので、
全てが「14××年に建造されたが××により16××年に再建。皇帝が××を行った場所」
としか分からない。しかも建物の外観がご覧の通り似通っているので、当時どのような用途で
使い分けられていたのかも分からない。

この最後の写真の階段の中央は、一枚岩を大事に大事に運んできて、このような彫刻を施した
ようで、写真では伝わりにくいけど、その大きさを見ると当時の苦労と技術に感嘆させらる。

建物の中に恐らく当時(明、清朝)の玉座と思われる椅子があったりするので、
人がものすごい勢いで押し掛けて見物&写真撮影している。なんせ、中国ですから・・・(笑)
譲り合うとかっていう精神はなく、見たくもないのに押し込まれたり、見たいのに押しのけられたり・・・

素晴らしい歴史的な建造物を前にただ”おしくらまんじゅう”している感じ。
ま、寒いからいいかもね。(←参観の仕方を間違えた例です。)


全てが壮大で、当時の権力の大きさを肌で感じることが出来て、また、何故技術の発展した現代の
中国の建築物より丈夫で堅牢なんだろ・・・と考えさせられたり。

また、ここは「故宮博物院」と名がついている通り、当時の宝物などを拝覧する場所もあり。(別料金の所もあり)
とはいえ、主なものは全て台湾に運ばれてしまったというのは有名な話で、こちらは、
紫禁城そのものを見学する場所と思うべきでしょう。

実際、1600年代の建造物を見られるというのは貴重な体験だと思う。(日本じゃ江戸時代!)

日本では考えられない色使い。
どちらかというと北欧とか、東欧の感じを彷彿とさせる。
地続きだから、互いに影響があったりするんだろうか・・・
なんて勝手に想像しながら写真撮るワタシ。

この色彩感覚は、なんとなく現代の中国にも受け継がれている気がするなぁ。

それにしても寒かった;
昼間でも-3〜5℃くらいだったので・・・北京旅行は冬は向かないね^^;

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