香格里拉(シャングリラ)観光!松赞林寺



5月5日 香格里拉

前回から続いております。

コノ前日に香格里拉入りをした我々・・・
高地の気候にも慣れ、コノ日は目一杯、香格里拉観光を楽しむ予定!

例の筧利夫そっくりなドライバー小马には前日の夜に改めて連絡し、
コノ日一日チャーターさせてもらうという話になっている。


が。


朝起きて、化粧などを始めようとした矢先に電話がかかってきた。

小马だ。

「おー!ホテル着いたよー♪」

(゚Д゚)ハァ??指定した時間より早過ぎるだろ??
これから朝ご飯食べるんだケド?

とかなんとか伝えると、

「いいよー、ゆっくりゆっくり。待ってるから〜♪」だって。

気合い入り過ぎーw??

朝食は、前夜食事をしたレストラン棟の1階でのバイキング。

雲南っぽいものと洋食っぽいもの、両方食べたいからモリモリ食べる!
ビーチリゾートとかのホテルだったら、朝からシャンパンとか飲んじゃうが、
さすがに標高3,200mの高地でコレから観光に出掛けるとなると
当然ノンアルコールですの〜っヾ(  ̄▽)ゞオホホ
↑ そもそも高地ではアルコールが回りやすいので控え目がよろし♪

結局、小马を1時間くらい待たせてしまったのだが、
駐車場に行ってみたら、るんるんで愛車を磨いていた。

コノ日も見事な晴天

ホント、1週間予報ではがっつり雨の予報だったのに・・・
さすが、「太陽神」たる愉快な仲間ちゃん
松岡修造にも負けないわっw

走り始めると、早々に牛さんと出くわす。
なんせ農道・・・牛さん優先。のどかでゴザイマス。

前日に通った小马のオジさんの家の前をまた通ると、
やっぱりいちいち車を停めておしゃべりする。
「昨日の夜にココに泊まったんでしょ?」と聞いたら、泊まったそうだw
ホテルに近いもんねぇ。だから早くからホテルに来ちゃったのねぇ……。

少し走っただけでもう景色が美し過ぎて✨
ちゃんと車を停めてくれて写真を撮らせてくれて、
遠くに見える峰はシーカー(石卡雪山)だよ、と教えてくれた。

ワタクシは、梅里雪山なるものに非常に興味があったので、
てっきり梅里雪山かと思ったら違った。

梅里雪山はココ香格里拉に隣接する徳钦とチベット自治区とのほぼ境界に位置し、
6,000m級の山々が連なる、チベット族にとっては神聖なものなのだとか。


↑ 梅里雪山 年中通してガスが多く、このような美しい姿を見られることはかなり稀少だそう。
wikipediaより写真を拝借いたしました。

最高峰はカワクボと呼ばれ、標高6740mの処女峰。
高さだけで言えば、チョモランマ(エベレスト)より低いのに、
誰も登頂者を出していない、過酷な山だという。

中合同で登山隊が組まれ、登頂を試みた歴史もあるが、
雪崩によりクルーの方々は全滅、捜索も困難で何年も後に氷河の末端から
ご遺体が発見されたそうである。

チベット族の方々にしてみれば、聖なる山であり、
「神聖なるものを侵そうとすればそうなる」と考える方もいらっしゃっただろう。

現代人の知恵をもってしても登頂が敵わぬというソノ神聖なる山を
是非、見てみたかったのだ。

その梅里雪山までは、ココ香格里拉からバスで片道7時間。
チャーター車なら小回りききそうだし、片道5時間くらいで行ってくれないかしら?
と、かすかな期待を込めて、小马に尋ねたが、
遠過ぎるから1日ではムリだね!と一蹴された・・・

そうなると、香格里拉には観光スポットが少ない。
ワタクシ手持ちの日本のガイドブックには香格里拉の項目で7つの観光地が
紹介されているが、うち2つは100km近く離れた場所に位置しているので
さすがの小马も
「行くなら行くけど、値段はプラスだよ!」だそうだ。

ということで、おとなしく香格里拉近郊定番コースを行くことにした。

まずは、ホテルからさほど遠くない場所から始めることにして、
車を走らせてもらいながら、コノ日のプランを決めていった。

コノ日第一の観光スポットは・・・

コチラ、松赞林寺でゴザイマス。
小马に、駐車場で待ってるよーと見送られ、係の方に従って進むと・・・

なんと、ここからバスで移動するらしい!
バスの乗車時間はまぁものの5,6分といったところ。

一般の住宅と思しきものが段々に連なっていて、
個人的にはコノ感じだけで既に見応えあり!

そしてバスが到着・・・

奥に見える金色の建物が、松赞林寺でゴザイマス。
ちょっとした食べ物を売っているおば様達のチベット民族衣装が
なんともナチュラルで馴染んでおりマス。

松赞林寺

雲南省最大のチベット仏教寺院。
チベット語でソンツェンリン・ゴンパと呼ぶそうで、
松赞林寺(ソンザンリンスー)は漢語の当て字。

拝観料は115元(=約2,310円 ※2015年5月現在)となかなかのもの。
というのも、17世紀はじめに建てられ、その後拡大されていったコチラの寺院は
文化大※命などにより破壊される憂き目にあったそうで、
その再建作業が今でも続けられているとのこと。
拝観料の一部も再建費用にあてられているのだろうな・・・

立派な入口の門をくぐると・・・








ガ―(´・ω・|||)―ン!!


がっつり、階段っ!!

そりゃそうですわ、あんなに高いところに見えていたんだから
階段登るなんて当たり前じゃない。

でもさ・・・|ω・`) チラッ

杭州の雷峰塔みたいにさ、エスカレーターとかはないのねw?


杭州 雷峰塔:趣きゼロだが、エスカレーターはお年寄りにも優しいわけで♪

既に中年の域に足を突っ込んでいるワタクシ、
階段だけでもうんざりなのに更にココは香格里拉デス!!

何度もいうが、標高3,200mの高地なのよっヽ(`д´;)/

丽江で慣らしてきたおかげなのか、幸いにも高山病の症状はないものの
やはり階段登るのはかなりしんどいの・・・。
なんだか加圧トレーニングでもしてるみたいに、思うように足が上がらないの。

・・・加圧トレーニングなんてやったことないケドなっo( ̄ ^  ̄ o)

愉快な仲間ちゃんと無言で階段を登る。
当然、登っては休み登っては休み・・・時々酸素ボンベのお世話になりながらw

やっと登り終えて振り返れば、また見事な景色が!

もしかすると、はるか遠くに見えているのは梅里雪山では✨??

と思ったケド、
よく考えたら梅里雪山は香格里拉からバスで7時間もの距離にあるわけで
なかなかこんなにはっきりとは見ることができないだろうな、と思うので
バス4時間の距離の玉龙雪山と考える方が妥当かも。

スバラシイ晴天の下、煌びやかな寺院がよく映えマス。

コチラはツォンカヴァ宮殿。
内部は撮影禁止なので写真はないケド、大きな大仏様が鎮座されてマス。

チベット仏教とか中国の仏様って、日本の仏様と表情が違う。
日本のお寺で見る仏様は静かな雰囲気で何か考えているようなお顔立ち。
一方、ここで見た大仏様や、中国の他の場所で見たことがある仏様は、
もっと表情が豊かな気がする。微笑んでいたり、福福しかったり・・・

せっかくココまで来たのだから、お線香を買ってお祈りをした。
まずはコノ旅の無事と、それからこれからの健康なビールライフを・・・(笑)
後者については頭の中でお祈りしちゃってから(あ、不謹慎だったかも)と
思ったケド、今更仕方があるまいw
優しい微笑みの大仏様はきっとご理解下さったに違いない!

いくつかの建物がある中で、コチラはひときわ華やか!

写真だと目がチカチカするほどだケド、実際にはただただ綺麗。


赤い僧衣のチベット僧の方・・・


チベット仏教ののぼりも美しくはためく

唯一の香格里拉観光の日であったコノ日、お天気に恵まれたのは
本当にラッキーだった。

さぁ、戻ろうかと階段を前に気合いを入れていると、

やたらと眼光鋭いネコ殿に「ついてこいよっ」と言われた(気がする)。
途中までコチラを振り返りながらトコトコと降りていったネコ殿。
お寺で出会ったネコ殿だけあって、どこかに導いてくれそうだったケド、
あっという間に引き離されて、見失っちゃった。


急な階段だし、酸素も薄いのでそんなに早くは降りることができないの・・・

階段を降りて改めて振り返れば、

やはり迫力がある松赞林寺のソノお姿。

門の前に広がる湿地なのか池なのか・・・

ココの眺めも大層素晴らしく、

お参りにいらしていたチベット族の方々も非常に和やかで。

香格里拉観光は素晴らしいスタートを切ったわけでゴザイマス♪

・・・つづく

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