上海人に大人気な超高級和食店「九井」
上海に長期滞在している外国人（居留者、長期出張者のこと）で一番多いのは
どの国の方々かご存知でしょうか？？
外灘近辺や、衡山路辺りに行くと、多くの欧米人の方をお見かけするので
アメリカの方とかヨーロッパのどこかの国の方が多いのかと思ったりもしちゃうケド…
ダントツ一位は日本人！なのだそうで。
↑まぁ上海にお住まいの日本人の方にはお馴染みの知識でございましょうが...
そりゃ〜、日本の飲食店もこぞって上海進出するわけデス。
上海在住日本人だけをターゲットにしても、常時ウン万人のマーケットなんですからね♪
で、そんな上海デスが...日本人じゃなく上海ッ子に人気な日本料理のお店となると
ダントツなのが、
「初花」というお店。
大众点评（中国の食べログとも言うべき口コミサイト）で常に5ツ星。
しかも、評価者（星をつけた人）が8,000人を超えているというのに、
5ツ星を保っているというのは、ほとんどの人が満点に近い評価を出していると
いうことなんじゃないかと？？
私のかつての中国語の先生Andyも「初花で食事をするというのは一種のステイタスなのだ！」
とアツく語っていたくらい、とにかく上海ッ子の人気を集めているのだ。
そして…
ソノ「初花」に負けないくらい上海人の人気を集めているのは…
コチラ九井（程家桥支路×虹梅路 程家桥支路203号智地大厦1F）
上海に3店舗展開する、台湾人経営の日本食レストランでゴザイマス。
系列に、酒呑（ささの、と読む）、漁太郎（なんと！七宝にあるんだぜ❤）などの
店があり、いずれのお店も…
この通り、大众点评で揺るぎない５ツ星！
漁太郎については、七宝見直し隊の隊長様からも「超おいしいのよ❤」という
情報はいただいていたのだが…
まさか七宝にありながら(笑)ここまで有名なお店だとは知らずにちょっと聞き流していたぉ...
そして、コチラ九井も勿論…
5ツ星！！！
評価者の人数では「初花」に及ばぬものの、
それでも800人が星をつけた平均が5ツ星なのだから、恐ろしい…。
そして、日本人ではなく台湾人経営なのに、
上海にあれほどある日本人経営のお店を
人気の上では凌駕しちゃってるというのもまた、恐ろしい…。
そんな九井に何故か誘われて出向くことになってしまった。
足がすくむ思いというのを久々に味わった日でもある。
何故足がすくんだか…というと。
┌○┐
│お｜ﾊ,,ﾊ
│高｜ﾟωﾟ; ) トーゼンお高いのデス！！
│い｜ノノ
│！｜／/
└○┘ (⌒)
し⌒
メニューをご覧くださいませ…
見えにくかったら、すいません。
大トロ…900元（＝約15,538円）(° ꈊ °)✧˖°ｵﾎｯ!
↑ちなみにコレ、5切れの値段…(ಠ_ಠ;)
え〜と…日本円に換算すると1切れ3,000円超え∩(;; ;°;ਊ°;)∩？？？
ワタクシの一回の飲み代デスが...(・ω・;A)ｱｾｱｾ
ボタン海老…一番安い「小」サイズで250元（＝約4,316円/5尾）
「大」サイズだと450元（＝約7,768円/5尾）
え〜と…日本円に換算すると1尾1,500円超え(ʘ言ʘ╬)？？？
こんなのを見てしまうとつい…
「あ、私大トロとかボタン海老みたいなコッテリしたのは最近食べられなくて❤」
とかわいらしい(？)予防線を張ってしまう。
まぁ…本当は決して嫌いではなかったりするのだが…
ということで、コノ高級店でも比較的（あくまで比較的）、
胸が（懐がw？）痛まない程度のメニュー選びをすることとなりマシタ。
まずはビールで乾杯！
キリンのフローズンビールって言ったら…
↑こういうソフトクリームのような泡が特徴なのだと思っていたんだケドw
なんだか普通の生ビールの様相で現れた。それでも見事にクリーミーな泡はさすが！
さて、まず最初に運ばれてきたのは
こあわび柚子味噌（1個28元＝約477円）
柔らかさを保って煮付けられてるこぶりなアワビに、
上品だけどお酒によく合う味付けの柚子味噌…
ｳﾏ━━━。.:*・゜(゜∀゜)゜・*:.。.━━━ｲ！！
一発目から注文してよかったね〜♪と顔がほころぶ美味しさ！
そして、
エンガワの酢の物（38元＝約648円）
お箸で持ち上げようとすると崩れてしまうようなホロホロ具合で
ちょっと食べにくくはあるものの…
脂っこくて甘みのあるエンガワをさっぱりとした酢の物で食べるというのは
またいい感じ( ๑˃̶ ॣꇴ ॣ˂̶)♪⁺
刺身盛り合わせ 竹（168元＝約2,864円）
例のボタン海老や大トロが載ってくるであろう（特）は318元＝5,420円という
お値段なので…w
下から2番目の（竹）を注文。
お刺身が分厚い( ✧Д✧) !！
そして……
デカいーっ！*॰ْ✧ًଞව̐ ˒̫̮ ව̐ଞ*ْ✧ं॰*
日本ではなかなかお目にかかれないコノ豪快な切り方こそが
上海人に人気な秘密なのかも？
なんだかお刺身でお腹いっぱいになってしまいそうなボリューム感！
フォアグラ茶碗蒸し（48元＝約818円）
コレが…
絶品っ(⌯꒪͒ ૢ∀ ૢ꒪͒) ！！！
茶碗蒸しとはいえ、ちょっとした小碗のような大きさで出てくるので
ボリュームもあって二人で分けてちょうどいいサイズ。
そこに贅沢にゴロゴロっと入っている炙りフォアグラ！
このフォアグラが、表面の香ばしい部分をサクッと噛むと、
その後にトロ〜ンとした芳醇な味が広がる。
日本に比べるとややしっかりめの味の出汁の具合が
ビール党の私にはたまらなくて❤
コチラはお値段以上の価値あり！！！
そして、フォアグラをもう1品。
フォアグラ大根スープ（48元＝818円）
コチラもまた...惜しげもなくゴロゴロと入っているフォアグラ。
スープにフォアグラの旨味も出ているせいか、茶碗蒸しに比べると
脂っ気が多くて、コクがある❤
そのコクのあるスープ吸っている大根...
おいしいに決まってる(*´ω｀*)
茶碗蒸しもスープも、甲乙つけがたい美味しさで、
コチラのお店の中では比較的安価なのに、十二分に贅沢な気持ちにさせられて幸せ〜╰(*´︶`*)╯
蟹肉チーズ春巻（48元＝818円）
鋭角にカットされていて断面が美しい春巻きデス♪
当然、カニかまじゃなくw本物の蟹肉使用という贅沢品。
蟹肉の生の感じを残すように揚げてあるのか、蟹肉自体は熱々じゃない…
個人的にはその冷たさに違和感があって、
且つチーズの味が表に立ちすぎちゃってせっかくの蟹の味をあまり感じられないのが
もったいなく感じたかなぁ。
添えられてきた梅酢とも相性がいいとは思えず、そのまま食べる方がベター。
さて。大分お腹いっぱいなのだけど、〆のものを。
ご一緒の方が注文されたもの。
ソフトシェルクラブの手巻き寿司とキャビアの手巻き寿司（いずれも38元＝約648円）
キャビア、どっさり...ლ(´ڡ`ლ)
なんだかバブリーな手巻き寿司デス。
最初に5切れで900元の大トロなどのメニューを見ちゃってたまげたせいなのか、
38元なんてお安く感じちゃったりするケド、よくよく考えてみれば手巻き寿司が
1貫で約650円なんて、恐ろしい値段である！！！
でもそんなことを感じさせないだけの圧倒的な存在感。
ソレ、体に悪いんじゃないw？？と言いたくなるほど、
ケチケチせずたーっぷりキャビアを盛ってくるのが中国らしい。
一方ワタクシは…隣の席の女性が食べていて美味しそうだったので...
鍋焼きうどん（68元＝約1,158円）
大きなエビ天の存在感が半端ない！
関西風とも言える出汁は美味しく、こういう言い方は失礼だと思うケド
日本人ではない外国人の方が作ったとはとても思えない味！
が。。。いかんせん、うどんがデロンデロン。
鍋焼きうどんは、うどんが柔らかめになってしまうのがデフォにしても、
「さすが中国」というデロンデロン具合で…値段を考えると少々残念感はあったかなぁ。
最後にお店からデザートのサービス。
中国だとあずきを甘く煮ないことが多いイメージなので
コノお汁粉はどうだろ？？と思って一口食べてみると、
まさに日本的なお汁粉だった❤
カウンターの冷蔵ケース、ちゃんと毎日綺麗に洗ってるのね。
日本人のお客さんはあまり多くないみたいだけど、
店員さんもさすがに感じがいいし、台湾人経営とはいえ日本人が行っても
違和感のない高級店。
ん？いや…違和感はあるかな。
大トロ900元とかはさすがにねぇ…www
豪快でバブリーな感じは中国人受けを考えてのことなのかもしれなくて
日本人から見ると新鮮な印象を受けるかも？
政府関係者などが大盤振る舞いの宴会なんかもしちゃうんだろうなぁ〜…
お手洗いには
こうした専用ゾーンが設けられてマスw
リバース歓迎型か。
ああ、それにしてもフォアグラ美味しかったーーーーーーっ❤
なかなか行けないお店だケド、許されるならばあのフォアグラのためだけにまた行きたい♪
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